・D5154

 D5154は数あるD51の中でも特異なスタイルをしています。元々は普通のナメクジ型として誕生しましたが、ナメクジ型の欠点でもある重量バランスを改善する目的で、試験的に名寄機関区にて標準型に改造されました。1937年(昭和12年)に製造され、東京、水戸、高崎第一、函館、旭川、名寄、最終配置は小樽築港機関区で、1973年(昭和48年)11月30日に廃車になりました。
 モデルはカトーの標準型に、ナメクジのドームを移植して製作しました。パーツとしては銀河モデルの北海道パーツセット、ナンバープレートはレボリューションファクトリー製を使用しています。設定は昭和45年当時の小樽築港機関区配属時代としました。(DCC/サウンドデコーダー搭載)

本機は前半分を見ると、カマボコ型ドームを持つ北海道型のD51のように見えます。

本機の特徴でもあるドーム
砂撒管元栓部分のカバーは外されています。

キャブは少々切詰め、ナメクジ型独特の寸詰まり感を再現
また、キャブとテンダーのドローバーを2mm詰めています。

最近では密閉ドアまでもパーツとして発売されるようになり、加工派にとっては良い時代になったものです。

火室上部の配管は想像で製作しています。

増炭板が長いのが本機の特徴です。
テンダー内部にはサウンドデコーダー(MRC1665)を内蔵しています。

テンダー後妻は本機の資料がないため、他のD51のディテールを再現してあります。

「D51のページ」へ戻る

「展示室」へ戻る