・Princess Royal Class 6201“Princess Elizabeth”

 6201「Princess Elizabeth」は現在、ウェストシェッド博物館に保存されています。Princess Royal Classは、London Midland and Scottish Railway(LMS)で活躍した、ウィリアム・スタニア氏が設計した、車軸配置4−6−2の4気筒特急用テンダー式蒸気機関車です。1933年から1935年にかけて13輌が製造されました。本機は1933年にクルー工場で製造されました。1935年に高性能ボイラー、高容量テンダーに交換され、1936年には最速のノンストップ走行の世界記録を打ち出しました。1948年には国有化に伴い46201に改番され、ブラックに塗り替えられましたが、その後ダークグリーンに塗り替えられました。1962年に廃車になりましたが、1963年にプリンセスエリザベス協会に売却されました。1970年にLMSのクリムゾンレークカラーに復元され、ナンバーも6201に戻りました。1976年に保存後初の鉄道ツアーが行われ、1976年から1986年にかけて復元作業が行われ、動態復活しました。
 モデルはGraham Farish製のPrincess Coronation Class(旧製品)をベースに、各部の形状を修正し、現在の姿を再現しました。

現在の仕様として、エアホース等取り付けています。

シリンダーブロックが煙室下部から少々ずれているのが特徴です。
シリンダーブロックの前には単式コンプレッサー(?)が取り付けられています。

従台車本体のみ、左右に首を振るようにしています。


古い製品のため、メインロッドとクロスヘッドが一体で、ピストン棒が可動するようになっています。

6233にもキャブ前に搭載されている、箱状のものは何でしょうか?

古い製品がベースのため、テンダーの形状もかなり作り替えています。

運転室も簡単ながら再現

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