・GWR 4936”Kinlet Hall"

 4936”Kinlet Hall”は現在、タイズリーにて保存されています。GWR4900型は、チャールズ・コレット氏が設計した、車軸配置4−6−0の2気筒旅客用テンダー式蒸気機関車です。1928年から1943年にかけて、360輌製造され、ホール級と呼ばれました。本機は1929年にスウィンドン工場で製造されました。製造時は3500ガロンのテンダーを取り付けていましたが、1938年に4000ガロンの大型のテンダーに交換。1941年に第2次世界大戦で爆撃を受け大破するも、機関車不足のため修理されました。1964年1月に廃車、保管。1979年に動態復元するための会社(Kinlet Hall Ltd)が設立。1996年12月からタイズリー機関車工場にて復元作業が開始され、2000年2月に復活しました。
 モデルはDapol製で、各部のディテールアップを行い、現在の姿を再現しています。

ネジ式連結器は斜めに、フックで引っ掛けているナンバーが多かったので、それを再現しています。
排障器、標識灯は銀河モデル製、煙室扉ハンドル、ナンバープレート上のフック、エアホースは自作しました。

フロントデッキと前輪との間がかなり空いていたので、隙間を埋めました。

ボイラーが前にかけて細くなっていくのが、グレート・ウェスタン鉄道のテンホイラー型蒸気機関車の特徴です。

大きな逆転器が目立ちます。
キャブ下の速度検出器も忠実に再現されています。

イギリス国鉄のマークが美しいです。

給水ドームが撤去されています。

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