・A2 Stirling Single No.1

 GNR 1は現在、ヨークにあるイギリス国立鉄道博物館に静態保存されています。Class A2は、Great Northern Railway(GNR)で活躍した、パトリック・スターリング氏が設計した、車軸配置4−2−2の旅客用蒸気機関車です。1870年から1895年にかけて、53輌が製造されました。動輪径が8フィート1インチだったため、「Eight-Footer」の名称で呼ばれていました。本機は1870年にドンカスター工場で製造されました。1880年頃にボイラー、フレームを交換され、1907年に休車。その後博覧会で展示され、1938年に全検を受け、動態復活し、特別列車を牽引しました。1981年にグレートセントラル鉄道で再度動態復元され、1982年10月に国立鉄道博物館に戻りました。1985年9月に国立鉄道博物館10周年記念式典で、4468「Mallard」と並んで走行し、休車になりました。
 モデルはBachmann製のトーマスシリーズ「エミリー」をベースに、実物化(?)を行い、2014年以前の姿を再現しました。

シングルドライバーがNゲージで再現されること自体、夢のような感じです。

モデルでは、煙突がスケールより少々長かったので、1mm強短くしています。
動輪の前には、見えにくいですが、ブレーキを再現しました。

スプラッシャー部分の縦長の穴は貫通させるつもりでしたが、あまりにも穴が小さいので、黒塗り(デカール)で省略・・・


クロスヘッド、スライドバーは洋白板より作り替えています。

赤い部分が目立つので、簡単ながら再現してみました。

2014年にテンダーは原型の大型のものに交換されましたが、それ以前の姿を再現しています。

簡単ながらバックプレートを再現し、人形2体を乗せました。
テンダー前妻の模様は想像です。

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