C57199

 C57199は昭和22年に製造され、熊本、大分、宮崎機関区と、九州内のみで活躍しました。九州型といえば門鉄デフレクター付きを想像する方が多いですが、本機は門鉄デフに交換されることはありませんでした。鉄道開通100年のイベントとして、昭和47年7月31日に西鹿児島ー都城間で、大型蒸気機関車の3重連が行われ、先頭がC612、2番目が本機、3番目がC5557、12系客車(当時としては新型車輛)6輛という豪華編成が組まれました。その後も本機はC579などと共に昭和49年まで「日南3号」編成などを牽引しました。
 モデルはカトー製(4次型)をベースに、やえもんデザインや銀河モデル、レボリューションファクトリーのパーツを使用して、「日南3号」を牽引していた当時(ランボード白線なし)を再現してみました。

デフステーが折れ曲がった形状を再現

ランボードの凸部分が撤去され、密閉キャブのドア撤去、
ナンバープレートが少々飛び出しているところまで、製品の状態で再現されている。
速度検出ロッドが本機では第3動輪へ伸びる形状になっているため、それを表現しました。

一次型のC57とは全く異なる形状の四次型

キャブ下部分は製品のまま。ここまで再現されると、工作派の人間にとっては、喜んでいいのやら?

製品とは少々火室上部の配管が異なるので、それを再現

後部の欠き取りのない、真四角な形状のテンダー
ATS車止子は格好悪いですが、オリジナルのままにしています(走り出したら判らない?)

前側で仕切られた増炭板
少々増炭板の後部にこぼれ落ちた石炭を再現

埋め込み型の標識灯が、九州蒸機の特徴

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