・大夕張鉄道C1101

 C1101は雄別炭礦尺別専用鉄道向けに、昭和19年7月に日本車輌で製造されました。サンドドームがカマボコ型で、煙突裾も丸みがなく、デフレクターも角張った戦時設計となっています。昭和19年10月には尺別炭坑が閉山されてしまったため、昭和20年に大夕張鉄道へ移り、以後大夕張鉄道で昭和47年まで活躍しました。廃車後は三重県にある長島温泉(現ナガシマスパーランド)に保存されていましたが、残念ながら解体(時期不明)されてしまいました。
 モデルはカトー製(リニューアル)をベースに、デフレクターやカマボコ型ドームなどの自作パーツ、その他やえもんデザインや銀河モデルのパーツを用いてディテールアップしています。ナンバープレートはくろま屋のインレタを用いています。

ロッドの溝が赤いのがチャームポイント

デフレクターは角張った形状をしています。
製造当時は木製だった可能性もあります。
サンドドームはカマボコ型であるのに対し、蒸気ドームは標準型です。
砂撒管が3本なのも特徴です。

キャブの形状も独特です。
小さな三菱マークが特徴です。
速度検出器が未装着です。
安全弁の後ろにタービン発電機はありません。

大型の複式コンプレッサーが装備され、タービン発電機はサンドドーム横に取り付けられています。

バタフライスクリーンが装備されているのも、北海道ならではです。
給水ハッチが上部に飛び出しています。

「C11のページ」へ戻る

「展示室」へ戻る