・58654

 58654は現在、熊本県の熊本車両センターに保存され、「SL人吉」として活躍しています。1922年(大正11)に製造され、門司、吉松、鹿児島、豊後森、鳥栖、吉塚、西唐津、若松、熊本、最終配備は人吉区で、1975年(昭和50年)に廃車、1978年(昭和53年)に人吉SL展示館に保存されました。1987年(昭和62)に九州鉄道開業100周年記念事業として、SL復活プロジェクトが立ち上がり、本機が選ばれました。1988年(昭和63)より熊本ー宮地間で「SLあそBOY」として活躍しましたが、2005年(平成17)に台枠の亀裂が見つかり、休車となってしまいました。2007年(平成19)より台枠の新製などを行い、2009年(平成21)に再度復活し、熊本ー人吉間で「SL人吉」として活躍し始めました。
 モデルはカトー製をベースに、やえもんデザインやレボリューションファクトリー製のパーツを用い、軽加工を施して、現在の姿を再現しています。

門鉄デフレクター付きの美しい8620です。

ナンバープレートはレボリューションファクトリー製を使用しています。

手すりが白いので、非公式側の手すりは飛んでしまっています。
前端梁の標識灯は、左右非対称の位置に取り付けられています。

門鉄デフは現役時代ではもっと大きいものを取り付けられていました。

動輪淵にある白線は、タイヤの緩みを確認するためのものです。

ヘッドマークは印刷ではなく、立体的に作られています。

ランボード横のラインも、美しく再現されています。

キャブ表記も細かく再現されています。

テンダーは現役時代とは別物で、上に大きくなり、リベットがありません。
前側に水面計があります。

上部には重油タンクが載っています。

「8620のページ」へ戻る

「展示室」へ戻る