Cinema　2001年

	１５ミニッツ　Fifteen Minutes
	中盤まではスピード感とかあって悪くない。マスコミの恐ろしさを上手く描いている。しかし、R.デニーロ死んでから・・・まだ続くんかい！と言う感じ。悪役２人のコミカルさがウケを通りすぎてベタ寒い。

	A.I.　A.I.
	入り込めなかった。同情を買おうとする過剰な演出のあまり、自分の心情に否定感が。後半は、ファンタジータッチだが、死ぬ間際の人間の走馬灯を延々と続けているようで醜く映った。J.ロウは格好良いがね。

	アヴァロン　Avalon
	砂と消える兵士や回り込むと平面になる爆炎などCGを使用した見せ方は面白い。だが、現実社会でカメラを回した瞬間にしょうもない映画に成り下がった。がんばれ押井。

	アメリカン・サイコ　American Psycho
	あまり期待せずに観てみたが、シュールな血まみれ映画の佳作。 途中から感覚が麻痺し始め、突き抜けた妙な心地良さが残る。名刺は大事か、そんなに（笑）。

	アンブレイカブル　Unbreakable
	やっちまった。予告編からして、もっと違う路線かと・・・。 さっさと気づくべきだったのだ。どんな大事故であったとしても、あの「タフな」B.ウィリスが死ぬわけがない。別に不思議でも何でもないのに。

	グリーンディスティニー　Crouching Tiger, Hidden Dragon
	ぴょんぴょん跳ねるC.ユンファは、何か変な感じ。アニメ化する日本とアプローチの違いが面白い。アクションのみならず色々な愛の形や心の葛藤を描く筋はいい感じ。健気なZ.ツィーが可愛いね。

	キャスト・アウェイ　Cast Away
	T.ハンスクやせまくり。某運送会社とのタイアップがあざといとか、ボールを相手に話をするか？とか、色々ツッコミどころはあるが、私は結構感動した方か。生還後に、手放しでHappyEndにならないところがいいね。

	猿の惑星　Planet of the Apes
	メイクがすごい。サル顔であそこまで表情を出すT.ロスやH.B.カーターの演技は文句なしに素晴らしい。オチが素晴らしい名作のリメイクは難しいというのは判る。しかし、何だよあのオチは。

	ジュラシック・パーク３　Jurassic Park 3
	ストーリィは何となく尻切れトンボだったが、毎回このシリーズは楽しませてくれる。プテラノドンの滑空が空中浮遊のように心地良い。・・・おや、今回はスピルバーグじゃないのか？

	ソードフィッシュ　Swordfish
	オープニングからガツンとアクションスタート。最後まで敵味方分からない展開に少し苛立ち。だがそれは狙いで、監督にハメられているということ。J.トラボルタの髪型が可笑しいとか、まあ抜きにして。

	トゥームレイダー　Lala Croft: Tomb Raider
	原作ゲームはやってないので良く知らないが、大好きな遺跡探検物ということで楽しめた。でも、最大の見せ場で、あの「ブランコぶ〜らぶ〜ら」はないんじゃないか？テンポ悪いぞ。

	トラフィック　Traffic
	ごめん、寝た。アメリカでリアルタイムに重要な社会問題（離婚・麻薬・役人不正）盛りだくさんであることは分かるのだが、日本人の私にとっては所詮対岸の火事。社会派ドラマに弱過ぎですまぬ。

	トレーニング・デイ　Training Day
	悪役のD.ワシントンというものをはじめて見ましたが、いいですねぇ。役者の奥深さを感じますな。もっとやって欲しい。 板ばさみ・矛盾・必要悪の煮詰まった世界に見事な後味の悪さ。

	ハムナプトラ２／黄金のピラミッド　The Mummy Returns
	前作にも増してスペクタクル満載の冒険活劇。もっと評価されても良いと思うのだが、監督知名度の問題なのか？はたまた、ロック様の「カチ☆カチ☆」が玩具っぽくていかんのか。

	ハンニバル　Hannibal
	あの「羊」の続編。フィレンツェの街を美しく使って雰囲気に引き込んでいた。J.ムーアのキャスティングも違和感なく。論議をかもしたエンディングについては、私は映画版賛成派。

	ペイ・フォワード「可能の王国」　Pay It Forward
	個人的に賢い子役の映画は生理的に苦手。ホームアローンとか無性に腹が立ってくる。でも、途中で何となくこの映画を許しかけた自分に気付く。 しかし、あのラスト。蛇足の骨頂。

	ムーランルージュ　Moulin Rouge
	雰囲気作りに成功しているからこそ、平然と「愛」を言い放って違和感はない。E.マクレガーの喉の奥まで見える熱唱ぶりとか、出演者の情感が凄い。一番のお気に入りは「ロクサーヌ」。アルゼンチン人格好良いぜ。