- 200911-

- 11月09日 -
一陣の風が、耳を切り裂くかのように吹き抜けました。ふと、辺りを見渡します。今いる場所が、何処なのであろうかと、己が胸に問い掛けます。自分の立ち位置と申しますか、自分にいる場所は変わらず、日々時間ばかりが過ぎていきますので、まるで空間ごと切り取られ時間の先へと追い遣られている感がしてなりません。

自分自身は何も変化などしていないにも関わらず、もう、こんなにも時間が経ってしまいました。何も哀しいことなどありません。哀しいわけなど、ありません。

しかし、ふと、屋上にて見上げた狭い空に感じるこの気持ちは、一体何なのでしょうか。一歩一歩、冬が近付いております。皆様、体調などを崩さぬよう、くれぐれも御自愛下さいますよう。さようなら。

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