- 200511-

- 11月11日 -
ここ最近、色々と揉め事が重なり、一日が慌しく過ぎておりまして。気付けば定時は遥か前に過ぎていることに愕然としつつ、失意のまま帰宅という悲惨な毎日を送っております。皆さん、如何お過ごしでしょうか?

まあ、冒頭でも述べた通り、最近は忙しさの極みでありまして。実際、僕の色々な意味での限界も近付いていたわけですよ。口で言う「無理です」と、脳が発する「無理です」は重みが違いますからね。先週の僕なんかは、完全に後者の「無理」だったわけですよ。本当にふざけるなと。苛立ちの極限に達した僕の口から出た言葉は「得意先に行ってきます!」だったわけでありまして。

気付けば自宅の前にいたわけです。はは、早退(良い子は真似しないようにしてください)。さようなら。

- 11月17日 -
目を開くと、そこにはソレが待っていて。ソレは僕が眠るまでの間、殆どの時間を支配します。普段は然程意識をしてはいないものの、時折その牙をちらつかせ、僕を脅かします。平坦な、この毎日という名の、恐怖。さようなら。


- 11月18日 -
例えば、道を歩いていて肩がぶつかった相手に対して。例えば、車の運転中、強引な割り込みをしてきた相手に対して。例えば、世の中全てに対して。一瞬で消し去ってしまう魔法みたいなものがあればいいのになあ。はは。さようなら。


- 11月22日 -
毎日毎日その歩を進めているも、実感として、前に進んでいるとは到底思えずにいます。まるで、そう、「メビウスの環」の如く、真っ直ぐに歩けども、その実、元の場所へと戻っているかのような。この現状を打破するには、真っ直ぐ進むことを止めるしかないわけで。いわば、非日常への逃避とでも申しましょうか。そういったものが僕には必要であると、急に、そう、一瞬の内に僕の脳に響きまして。いや、むしろ、響いたというよりも、「聞こえた」に近いかもしれない。そうだ、これは神からの啓示なのだ。僕は選ばれたんだ。さあ、ここではない、どこか別の場所へ。

こうして、僕は旅立ったのでありました。(この世から)さようなら。


- 11月23日 -
世間一般では「勤労感謝」なるものだそうで。いつも頑張っているお父さん、お母さんに感謝をしなくてはならない日なのだそうです。しかし、よくよく考えてみると、「勤労」という文字が示す通り、勤めている人全てに適応されるべきであると僕は考えるわけでありまして。「日頃の疲れを取るためにも、ゆっくり休んで師走を乗り切ろうじゃありませんか」という、国から与えられた温情なわけですよ、実際。

僕は出勤なんですけど。

いやいや、「また同情を買いたいの?」とか、「はいはい、君は可哀想だね」とか、はたまた、「頼むから死んでくれ」とか、そういった嬉しいご意見・ご感想があるやも知れません。まあ、このサイトの長年の読者の方々なんて、専ら後者だとは思いますけれども。そりゃあね、僕だって声を大にして「休ませろ」と言いたい。最早、街頭演説すらしたい。しかし、僕は立派なサラリーマン。上からの命令にただただ、従うだけなのであります!(知らないまま犯罪に加担するタイプです)さようなら。


- 11月24日 -
11月にしてはあまりにも寒いんで、道行く肥満児に火を点けてやろうと思いましたが、良心の呵責と言いますか、諸々の大人の事情により断念せざるを得なくなりました。実現していたならば、香ばしい匂いが辺り一面に漂い、その匂いを嗅いだ人々はこぞって焼肉屋に集結、終いには皆揃いも揃って狂牛病になるハズだったんですけれども。非常に残念です。え、僕?いや、まあ、ずっと前から狂牛病ですよ。はは。さようなら。


- 11月29日 -
カキーン!・・・ガシャーン!

『こらー!』

「うわっ、雷親父だ!逃げろ!」

激怒した雷親父は、僕らを捕まえ、怒鳴りつけるどころか、そのまま裁判に持ち込み、見事勝訴を勝ち得たのでありました。大人って、汚い。さようなら。

戻る