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- 05月10日 -
気が付けば、間もなく月の半ばに至ろうとしている今日この頃ですけれども。巷ではそろそろ「五月病」なる病が蔓延してくるのではないかと、少々期待に満ちた表情で、今か今かと待っている次第であります。斯く言う僕は、五月病とは無縁であろう世界に身を置いているかの如き心境でありまして。と、言えば格好はいいのでしょうけれども、実際はそんなことを考える時間が無いだけであります。少しずつ、自分の時間を取れるようになってはきたものの、やはり、以前の掃き溜めの中のような、愚の骨頂とも言うべき生活に、懐古の情を覚えることがしばしばであります。その懐古の情を無くし、日々淡々と生活を送るようになった時、僕はようやく社会人と呼ばれる身分になるのだと思います。ほんの僅かな時間しか経っていないのにも関わらず、とてつもない時間が過ぎ去っているかのように錯覚をする毎日であります。さようなら。
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