- 200302 -

- 02月02日 -
目を覚ますと辺りは夕暮れで、子供達の楽しげな声もそこにはなく、静寂だけが僕を包み込みます。まどろんだ目で、何を見るわけでもなく、ぼんやりとしていると、そこには妖精がいて、しかも、妖精のくせして老けた顔をしてたりなんかして。「おいおい、お前本当に妖精かよ?」とか、思いつつ、近くにあったペンで小突きまわしていたら、堪忍袋の緒が切れたらしく、真っ赤な顔して何やら大きな叫んでいます。僕は同じく近くにあったビニール袋に妖精を詰め込んで力一杯握り締めました。鈍い音とともに、断末魔の悲鳴が僕の部屋中に響き渡りました。

その声がずっと耳に残ったままで眠れません。さようなら。


- 02月03日 -
そういえば、1月末で僕のバイト先の業務が終了いたしました。僕の味わった苦痛を全て後輩達に背負わせ、僕は悠々自適な生活を送ろうとしているわけです。(*バイトを辞めるわけではありません)そう思うと、辛かったことや、楽しかったことが急に懐かしく思えたりなんかして、「もう少しだけやってもいいかな・・・?」とか、思ったり思わなかったり、思いません。もうね、馬鹿かと。阿呆かと。大体毎日実働8時間以上のくせして給料は半分しかでないとか、意味がわからない。社員とか、社員のくせして全然職場に来ないとか、意味がわからない。こういう資本主義の肥えた豚(社員)は早急に抹殺すべきだと思います。さようなら。


- 02月04日 -
相も変わらず自堕落な生活を送っている僕ですけれども、「このままではいけない」と、ようやく気付きまして、何かをしようと決意したわけであります。何から始めようかと思慮していたところ、目の前に広がるゴミを除去しようという結論に達しました。

しかし、見れば見るほど酷いゴミの量であります。「よくこんなに集めたものだ」と自分に感心しつつ、次々とゴミをゴミ袋に詰め込んでいきます。必死の努力の甲斐あってか、僕の部屋を占拠していたゴミの山はすっかりと無くなってしまいました。しかし、何故か僕の心には充足感はありません。

遂に僕自身がゴミ袋に入ることで僕の充足感は無事満たされることに相成りました。燃えるゴミでお願いします。さようなら。


- 02月05日 -
早朝に眠りに就き、昼過ぎ(夕方一歩手前)に目を覚ますという、狂った生活を送っている僕ですけれども。世の中の同じ大学3年生は就職活動に精を出しているというのにも関わらず、この堕落しきった生活。もうね、馬鹿かと。阿呆かと。大体何でこの時期に就職活動なんかしなくてはならないのか意味がわかりません。西多摩は寒いとか、寒くないとかのレベルではなく、致死的な寒さ、つまりは極寒なわけですよ。その寒さの中、スーツなんかを着て意味のわからない説明会(宗教)やセミナー(宗教)なんかに参加して何の得があるのかと。

そんな僕はドラゴンクエストXにハマってまーす!(就職浪人確定)


- 02月06日 -
この時期、放火の被害が後を絶たないわけでして。放火をする人の神経は全く以って理解しかねるわけなのですけれども、後学のためにと、自室に火を放ったわけでありまして。燃える燃える、僕の部屋。ゴミの山が一瞬にして灰と化します。わあ、画期的な掃除の仕方を発見したなあと1人悦に入ってますと、いよいよ火の勢いは増しまして、結果的に僕の部屋に留まらず、僕の家全体を包み込みました。ここで、僕が無傷で外に出てきたら感動的なシーンになるのですが、現実はそう上手くいかず、僕の骨が出火場所から発見された。


- 02月07日 -
坊主であった僕の頭も、今となっては一面髪の毛でありまして。「就職活動をしなくてはならないから」と、自分で自分を慰めながら髪の毛を伸ばしていたわけなのですけれども、ここに来て異変が生じています。毛穴と言う毛穴から髪の毛ではない、別の何かが生えてきているではありませんか。いや、遠目で見る分には髪の毛なんですけれども、近くで見ると地味に動くではありませんか。よくよく見てみると、口の類が付いています。目も付いています。わあ、寄生虫じゃないですか。そうこうしている内に、僕の体中の毛穴という毛穴から寄生虫が生え出し、遂に僕は寄生虫で埋もれてしまいました。感想?意外と温かいですよ。さようなら。


- 02月08日 -
こう、自堕落な生活を続けていると、いい加減僕の体も肥満化していきまして、僕の最も毛嫌いしている、肥満児の仲間入りをしてしまいそうです。何かを始めればいいのでしょうけれども、その肝心の「何か」が思いつかずに悶々とした毎日を過ごしているわけであります。僕が向上心の塊のような人間でしたら、即座に思いつくのでしょうが、生憎、僕は俗物の塊のような人間なので、頭に微塵も思いつかない始末であります。屈辱的な発言になりますが、僕という人間はあまりにも軽薄で、そして無力なのであります。ただこうやってインターネットに興じ、モニターも前でニヤニヤ笑うしか能が無いのであります。そのような自分には生きている価値が見出せないので、東京湾で入水してこようと思います。さようなら。


- 02月10日 -
僕の日々の生活は、常に何かに押し潰されようとしていまして、この状況を打開するための手段は、最早残されていないことが明白になってまいりました。日々誰かの視線、嘲笑を感じます。僕を見る人々の目は一様に蔑みや、哀れみが込められています。僕は確かに愚かな人間でありましょう。しかし、授かったこの命を全うすることの何が悪なのか。そういったことを悶々と考えていると、日も暮れ、辺りは静寂に満ちてしまいました。しかし、依然として僕を監視するかのような視線、嘲笑は止みません。耐え切れなくなった僕は、自分の耳を削げ落とし、最後に、両の眼を、刳り貫いた。僕は、何にも変えることのできない、自分だけの空間を手に入れた。


- 02月11日 -
歩けど歩けど、僕の行く先に何の光明も見えず、ただ荒涼とした大地が足元にあります。振り返ると、漆黒の闇が広がり、後退することさえも許されずに、ただ前を向いて歩いています。このいつ終わるとも知れぬ道の中で僕が手にするのは一体何なのでしょうか。その答えを探すための道なのでしょうか。誰か教えてください。

そうこうしていると、一面の花畑と、川が見えてきた。嗚呼、そうか。僕はマンションの屋上から飛び降りたんだった。


- 02月12日 -
@ええと、昨日の夜半に過去ログが消滅しました。ログの所には「紛失」とかって書いてるんですけれども、あれは皆さんを安心させるために書いただけであって(詐欺)、実は消滅しました。理由はいたって簡単、操作を誤って削除とかしてしまいました。もうね、何ていうか、ここは2002年の8月から始まったわけなんですが、12月まで一気に消滅。 ということは、つまり、およそ5ヶ月間の苦労の結晶が僅かものの数秒で消え失せたわけでありまして。ここで常人ならば、泣き叫び、自己を呪い、サイトを閉鎖し、近所のおばちゃんを呪い、新サイトを立ち上げ、終いに樹海なんかに行って首を吊るんでしょうけれども、僕は最初の方を省略していきなり樹海に行こうと思いました。もう、本当にどうでもいい。こんな世界なくなってしまえばいい。

皆、もっとメールくれてもいいと思う。

Aどうもどうも目の右端に必ず蟲が見えるんですけれども、これってどこか悪いんですかね?(主に脳)そうそう、神憑り的なアドバイス(単に僕が無知、及び精神病なだけでした!)によって、ログが復活しましたよ。ありがとう、ジャスミンさん!僕はアナタのことを決して忘れません。さようなら。(睡眠薬を胃に流し込みながら)


- 02月13日 -
Q.もし、仮に、今この瞬間に殺人鬼が自室に潜入してきたらどうしますか。以下の中から選びなさい。(10点)

@取り敢えず携帯電話で知人に相談。
A明日考えることにして、今日は寝る。
B警察に通報。
C昔話に花を咲かせる。
D先手を打って自ら自殺。
E逃げる。

2択まで絞った(AかD)んですけど、出題者の罠にまんまとハマり、間違えました。まさか答がEだとはね。奥が深いなあ。さようなら。


- 02月14日 -
僕が深夜に爆音を響かせながら(口で)道路を走っております(原付で)と、何やら前方に障害物があるじゃないですか。気が付いた時には既に目前まで障害物は迫っておりまして、僕の人生は終了したかのように思えました。しかし、次の瞬間、僕は障害物をすり抜け、そのまま道路を走り去ったのでありました。それが、今月の始めくらいの出来事で、既に2週間近く経過しているわけなんですけれども、ずっとその状況なんですね。つまり、爆音を響かせながら(口で)道路を走っている(原付で)状態なわけなんですよ。障害物をすりぬけた瞬間、すり抜ける直前の状況に戻るんです。そんな僕を時空旅行者として崇めるといいと思うよ。

「深夜未明、原動機付自転車を走行中の男性が障害物に当たって死亡いたしました。打ち所が悪かったため、ほぼ即死の状態だったということです。以上でニュースを終わります。」


- 02月15日 -
所詮は僕も卑小な人間の1人でありまして。僕にできることと言ったら、指で数えることのできるくらいの数なのであります。水面に漂う浮き草のように、僕は頼りなく存在しているに過ぎないのであります。嗚呼、今夜も寒さで目が眩みそうです。この寒さを乗り切れば、きっと春は来るのでしょうか。それとも、このまま冬が続いていくのでしょうか。何かを言おうとして開けた口も、結局は閉じることしかできません。それが苦なのかどうかも僕には判断できずに、ただ時間だけが流れていきます。もはや、僕にできることといったら、あなたを想いながら命を絶つことしか残されていないのかも知れません。さようなら。


- 02月16日 -
世の中の肥えた肥満児達をこの手で抹殺すると心に決めたのが中2の夏。あれからどれくらいの時間が経ったのだろう。見慣れていたはずの街並みも形を変え、幼馴染達も形を変え、果ては僕の姿さえも形を変えてしまった。どういうことだ、僕は確かに誓ったはずじゃないか。今こそあの時の思いを実行に移す時ではないのか。出刃包丁を持った僕は決心を固め、いざ出発の時がやってきた。何気なく見た鏡の中に、当時僕が忌み嫌っていたはずの肥満児がいた。僕は迷わず持っていた出刃包丁を肥満児に突き刺した。


- 02月17日 -
僕の腕に寄生する蟲に耐え切れなくなった僕は遂に、他の人の助けを借りようと街中に飛び出しました。「誰か僕の蟲を取ってくれないか。」そう、街頭で聞き込みをしていたわけなのですが、聞く人々は皆一様に怪訝そうな顔付きで僕を見、そして哀れんだ顔をして去っていきます。遂に僕の堪忍袋の緒は切れ「待ちなさい、用事は済んでいません。」と、婦女の服を掴んだところで警察を呼ばれて御用と相成りました。

そして、どういうわけか、僕は今精神病院にいます。蟲は範囲を拡張しました。


- 02月18日 -
僕もね、大学3年生なんですから就職活動の話の一つもできないと駄目だと思うわけですよ。今日からたまには就職活動の話なんかもいれていこうかなあ、なんて、そう思っちゃう僕は別にネタがないわけではありません。決して。

んで、今日は東京国際フォーラムでここの会社説明会に参加してきたわけなんですけれども。なんていうかね、馬鹿かと。阿呆かと。5000人以上の参加者とか、本当にありえないから。そして、携帯を忘れていった僕自身、ありえないから。

説明会での質疑応答の時間に「リストラされて首を吊った人は何名いるんですか?」とか、気の効いたジョークで会場を和ませようかとも思ったのですが、それ以上に長時間の着席による腰痛が酷く、閉口せざるを得ませんでした。次回こそ、頑張ります。


- 02月19日 -
昨日は一歩も外に出ることなく一日が過ぎました。こんな生活を続けていたら僕は「引き篭もり」のレッテルを貼られてしまうことに間違いはないわけでありまして。しかし、そうは言っても僕の生活を刷新するような出来事も存在しないのが現状であります。外部からの力に依存することのできない今、正に自らの手でこの現状を打破するしかありません。そういうわけで、来週辺りから頑張ろうと思います。さようなら。


- 02月20日 -
世の中を見渡せば、僕よりも格段に不幸せそうな顔をしている人がたくさんいるのにも関わらず、今日も僕は自己嫌悪という罠にまんまと陥りまして。ふとした瞬間、そう例えば喫茶店でアイスコーヒーを注文したその刹那、「果たして僕は必要とされている人間なのかどうか」などといった疑問を抱えてしまうわけであります。ウェイトレスは困惑し、何か自分に不備があったのかどうか不安げな顔をしています。そのような気持ちにさせてしまった自分に対し、更なる嫌悪感を感じぜずにはいられないわけであります。嗚呼、僕は何と罪深い人間なのでしょうか。この罪を滅ぼすためには、きっと、東京湾に沈むしかないのではないかと、そう、思う毎日であります。さようなら。


- 02月21日 -
『ねえ、あたしのために死ぬことってできる?』
そう、彼女は言った。外は春の気配を漂わせつつある、冬の午後であった。
「え、それは君を助けたりするためにってこと?」
僕は聞き返した。
『違うわよ、単純に、あたしのために。』
喫茶店は買い物を終えた主婦や、世間話に興じる学生で一杯であった。

「君は、どうなの?」
僕は精一杯の反論をした。
『あたしは、死ぬことができる。あなたがあたしに「死ね」って言えば、あたしは、死ぬことができるわ。』
彼女は自分の意思を確認するかのように、『死ぬことができる』という単語を反復した。

「へえ、じゃあ、死んでみてよ。」
『え?』
「死ねるんでしょ?」
『本気・・・?』
「あのさ、そこまで思ってくれるのは嬉しいんだけど、あんまり簡単に死ぬとか言わない方がいいと思うよ?」
彼女は黙った。いつのまにか喫茶店の人も少なくなっている。

「じゃあ、そろそろ帰ろうか。」
僕は伝票を手に取り、レジへ向かって歩き出した。彼女は黙ったまま後ろについて歩いてくる。しばらく歩き、駅に到着をして僕は彼女を見送った。

翌日、彼女は死んでしまった。

僕は夢の世界から、強制的に電話の音で現実世界に引き戻された。警察からだった。自室で首を吊ったとのこと。僕は呆然とし、何も考えることができなくなった。彼女が、死んだ。その事実が鋭いナイフのように、僕の心に突き刺さった。そして、そのまま数日が経過した。

と、ここまで書いたのですが、飽きたので寝ます。おやすみなさい。(自分勝手)


- 02月22日 -
「この世の中で、最も悪なるは人であると思うわけでありまして。人の存在が無かったならば、きっとこの世は素晴らしさに満ちているのは至極当然のことであります。ここで言う素晴らしさとは、あくまで人間を基準に考慮したものではなく、地球全体を対象としたものであります。しかし、ここで人間の存在を否定してしまうことはつまり、僕自身の存在をも否定するのと同義でありまして、このままですと、僕は口先だけの男に成り下がってしまいます。ですから、僕は率先して人類滅亡を推進すべく、自らの命を絶ち、後に続く人々の指標、道標になることを決意したわけであります。」

断崖から飛び下りた男の遺書は、風に煽られ、海に落ちて行方がわからなくなった。結果として、男は新聞の片隅に死亡者として名を記されただけに終わった。街は何も変わらず忙しなく動いていた。


- 02月23日 -
今日も相変わらず寒いわけでありまして。こんな日に外に出るということはまさしく愚の骨頂以外の何物でもないわけであります。こうして、部屋の内から外を眺めていますと、なにやら外の景色は僕の存在している部屋の中とは全く異質の物のように思えて仕方がありません。通りを歩く子供達や雑談をしている年増の女性達も、あたかも劇中の人物のような錯覚を覚えます。暫く外の景色を眺めていますと、不意に辺りは暗くなり、僕の目の前に幕が降りて参りました。どういうことかと首を傾げていると、僕の体が雲散霧消し、残るは僕の意識だけとなりました。その時です、不意に幕の外から大きな声が聞こえてきました。

『この番組面白くなくない?なんだって、変な男の部屋が映っているわけ?』

そう、つまり僕が、僕自身が劇中の人物でありまして。この世の中も、実際は脚本が存在していると、そういう話であります。自分のためかも知れませんし、誰か他の人のための劇かも知れません。ただ一つ言えることは、誰もが皆、この世の中で自分という存在を演じているにしか過ぎないということであります。さようなら。


- 02月24日 -
勢い余って僕の就職活動専用のコンテンツでも作ろうと思ったのですが、やっぱりやめました。そもそも、就職活動の意味もわからない朴念仁が跋扈する昨今において、はっきり言って僕の就職活動は凄まじいわけでありまして。まず、自分から動こうとしない。これが基本スタンスであるわけであります。そうこうしていると、メールボックスに聞いたこともないような会社から会社説明会のお知らせなんかが来るわけです。僕はといえば、それを読もうとせずに削除してしまう始末。よく耳にする「就職難」の言葉に耳を貸すことも無く、僕は悠々自適に過ごしているわけであります。

誰か、土下座でもなんでもしますから仕事ください。(上目遣いで)


- 02月25日 -
なんだかんだ言いながらも、一向に生活の改善の兆しが見えないまま2月が終わろうとしています。最近では常に机の隅に妖精が見えるようになりました。妖精は飽くことなく僕を見つめています。当初はその見られている感に酔っていた僕ではありましたが、日増しに僕を追い続ける2つの目に怯えてまいりまして。妖精を追い払おうとしても実体はなく、僕の手の平は空を切るばかり。業を煮やした僕は遂に、目隠しをすることでこの状況を打破することに成功しました。しばらくして、階段から転げ落ちたために、首の骨を折ったらしき音が、家に響いた。


- 02月26日 -
僕にとっての青酸カリは、皆さんにとっての酸素と同様に、切っては切れないものでありまして。皆さんが酸素を吸入するのと同様の頻度で僕は青酸カリを含むわけであります。一瞬で意識は遠のき、自分が自分ではなくなるかのような感覚が僕の全身を包みます。そして、ふと顔を上げればそこには花畑が当たり一面に広がっているのです。僕は、花の妖精さんになりたいです。もう、こんな世の中滅んでいいと思う。さようなら。


- 02月27日 -
なんだか最近、心の底からこの世がどうでもよく感じてきまして。だからといって、僕にはこの世を変える度胸もなければ、才覚も持ち合わせていません。目を閉じ、暫くしてから再び目を開けたところで変化するのは日の傾きばかりでありまして、変わらぬ日常がそこに存在しているわけであります。現実に目を背けようとしたところで、思いつく手段は覚醒剤の類ばかり。一時の快楽を得るだけで結局は何一つ状況は変わりません。「いっそのこと」、何度この言葉を口にしたことでしょう。しかし、その勇気すら持ち合わせていない僕は、ただ薄ぼんやりとした街並みを前に、ただただ立ち尽くすしかないのであります。そして、またいつもと変わらぬ毎日が始まります。もう、地球とか、いらないと思う。さようなら。


- 02月28日 -
今日で2月も終わります。あれほど騒いでいた後期試験から早くも一ヶ月が経過しまして、所詮時間の流れなんてそのようなものだと、ただただ思いに耽っております。こうしてみると、僕のこの大学生活はおよそ取るに足らない出来事ばかりでして、『思い出は?』と問われれば、暫くの沈黙の後にただ一言「ありません」と、なんとも味気ない一言で幕を閉じかねる、由々しき事態に相違ありません。このままでは僕の老後の思い出が少なくなることは明白でありまして、残りの1年間を駆使して何か大きい思い出を作り出そうと決意したのでありました。

決意したこと自体がいい思い出になるかなあと、文章を書き終えた今、心の底から思っている自分に対して強烈な殺意を覚えています。さようなら。

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