- 200301 -

- 01月01日 -
新年を無事に迎えることができたのにも関わらず、こうやって家に引き篭もり更新などをしてていていいのでしょうか。思えば、クリスマスイブも家で過ごし、こうして年越しも家で過ごすといった愚行を平然と行っている自分に些か腹が立ってきました。

以前の僕でしたら、腹を立てたまま、死出の旅にでかけるわけですが、2003年度の僕は一味違います。まずは、きちんと身辺整理をしてから腹を切ろうと思います。今年もよろしくお願いします。


- 01月02日 -
新年早々風邪をひいておりまして。僕の今年度の未来を暗示しているかのようなこの所業、酷いとか、あり得ないとか、そういうんではなく、むしろ「どんとこい!」みたいな感じになっているわけであります。(ポジティブ!)

願掛けに鐘を突いてこようと思います。裸で30回位突けば何とかなるんじゃないかなー!それー!


- 01月03日 -
こう、風邪などをひいていると「自分は世界で一番不幸に違いない」とか思いがちですけれども、実際こうやってゆっくり休むことのできる機会は少ないわけなんですから、もっと喜べばいいと思うわけであります。そもそも風邪なんてのは、大抵本人の不養生からきているわけなんですから、誰のせいにもできないわけでありますし。

そういったことを思いながらも、やはり一人床に就いているとどうしようもない感情が僕を包み込みまして。世の中の、風邪をひいていない人は楽しい新年を迎えているんだろうなあと思うと、いてもたってもいられなくなり、終には、手にした拳銃でこめかみを打ち抜く僕でありました。皆、もっと不幸になってしまえばいいと思う。さようなら。


- 01月04日 -
『わー、向こうの人たちの凧は大きいなあ。それに比べて僕の凧は・・・。』

「どうしたんだい、坊や。男の子はそう簡単に涙を見せたらいけないんだぞ。」

『僕の家は貧乏なんだ。だから、大きな凧なんか持って無くて。これだって年末にたくさん来る新聞で作ったんだもの。』

「ははは、なんだそんなことか。お兄さんに任せてごらん。」

(10分後)

「坊や、待たせたね。この紐を引っ張って向こうへ走っていくんだ。」

『お、お兄さん!』

「ははは、簡単に涙は見せたらいけないって言ったろう?」

『へへ、じゃあ行くよ!』

ダダダダダダダダダ・・・

「おーい、坊やー!」

『え、あ!お兄さん!お兄さんが飛んでいる!』

「どうだー?大きいだろう?」

『お兄さん!ありがと・・・あ!』

「ぎゃー。」

お兄さんはうっかり電線に引っかかってしまい、感電死してしまいましたとさ。さようなら。


- 01月05日 -
「ドラ●●ーん!(検閲)」

『どうしたんだい?』

「お願いがあるんだ、『もしも●ック●』貸してよ!(検閲)」

『いいけど、何に使うんだい?』

「ふふふ、秘密。ドラ●●んが喜ぶことだよ。」

『本当に?(嬉しそうに)じゃあ、はい。』

「聞かれたら恥ずかしいから向こう行っててよ。」

『ふふふ、何だろうなあ。(嬉しそうに)』

「(辺りを確認して)・・・もしも世界が今日でお終いなら!もしも世界が今日でお終いなら!(2回目)」

辺りは急に暗くなってきた。


- 01月06日 -
空腹を抱えた僕は、腐った魚のような目をしながら今日も街を徘徊していたわけでありまして。通りをふと、何を見ることなく見ると、風船を配っている人がいまして。ああ、これだ!と思った僕は家に帰り、ガスコンロの近くのホースを口に咥えたわけであります。ところが、しばらく待っても腹は膨れない。むしろ、腹が膨れるどころか、意識が無くなっていく始末でありました。さようなら。


- 01月07日 -
『み、皆狂ってる!こんな世界こっちから願い下げだー!(屋上から身を乗り出す)』

「カット!もうね、なってないよ!何年役者やってんだよ!そこの場面はだな、婚約者に振られて、更に仕事もクビになり、競馬に負けて、変な詐欺にあって、人生どうでもよくなって覚醒剤をやっちまって、その覚醒剤を買うお金も怖い闇金融から借りて、帰すあてもなく、取立ての人が追ってきている、そういう場面なんだよ!もっと真剣にやってくれよ!」

『監督ー、何か人が尋ねて来てるんですけど・・・。』

「ひーっ、お金はありませーん!(屋上から転落)」


- 01月08日 -
ようやく仕事が落ち着いた矢先に、今日から学校が始まるという情報をキャッチ(&リリース)した僕は、気が違ったかのように泣き叫び、声を枯らし、線路に落ちてしまったのにも関わらず、助けを呼ぶことができなかったので、轢死しちゃいました。もっと皆僕を心配しても良いと思うなあ。学校なんか燃えてしまえばいい。


- 01月09日 -
昨日の誕生日会は総動員数1名という、過酷な状況で行われました。昨日で21歳になった様子です。この世に生まれてきたことに感謝して、今日は21粒睡眠薬を飲みたいと思います。さようなら。

*メッセ導入。詳しくはアバウトで。


- 01月10日 -
学校が始まると言う非常事態にも関わらず、僕の心は凪の間の波のように穏やかでありまして。確かに、学校は始まっています。しかし、こう考えてみてください。「学校が始まるかどうかは、自分の心の持ちようだ」と。つまり、僕が言いたいのは結局学校が始まったところで、行くか行かないかは本人の意思の問題であると。そして、そういうことを言っていると、本気で卒業が危なくなると。誰かお願いですから、僕の学校を燃やしてください。さようなら。


- 01月11日 -
今日再履中国語の試験だと前日になって知りました。死のう。


- 01月12日 -
昨日の再履中国語の試験の事の顛末を教えましょう。深夜0時30分頃友人からメールがありまして、『明日、中国語試験ってだって!』とのこと。僕の記憶の中では明日11日は中国語休講で、翌週の18日に試験だったわけですね。そういう事情を踏まえた上で友人に「お前は馬鹿か。阿呆か。明日は休講だ、馬鹿。試験は来週だ、馬鹿。」と簡潔に僕の気持ちを表したわけであります。しかし、一度言われたためか、幾分気になった僕は、教科書を取り出し確認したわけであります。そこには「11日試験!!!」と、!を3つも使うほどのヤル気はどこへ行ったのか。僕は友人の返信を待たずに「すいません!馬鹿は僕でした!僕を豚と罵ってください!ぶひぶひ。」と、愛嬌たっぷりのメールを送りつけたのでありました。

結果?そういうことを気するから、日本はいつまでも不況を乗り越えられないんだと思うな、僕は。中国語なんか話せなくたって生きていけることを僕が証明してやろうと思います。さようなら。


- 01月14日 -
風邪を兄貴にうつして治ったと思っていたら、兄貴からうつされまして、振り出しに戻った感が否めません。いい加減民間療法(寝るだけ)もどうかと思い、薬を探したところ、我が家には下剤の類しか無く、僕の部屋には覚醒剤の類しかありません。暫く悩んだ挙句、両方飲むという結論に至った僕は楽しくなってくるのと同時に、便意という天国と地獄を味わっているわけであります。こう考えてみると、僕の民間療法もあながち間違っていなかったのではないかなあと強く思う次第であります。えへん。


- 01月15日 -
学校にレポートを提出しに行きました。折角だから掲示板を見に行ったところ、どうやら来週から試験が本格的になるとのこと。迫ってくるものは仕方ないので、日程を確認したわけであります。掲示板を見た僕の形相は、次第に青ざめ、怒りで紅潮し、更には土気色になったりしました。(死後)

どうやら今年も学校側は僕に単位を取らせないように真剣な構えを見せているようです。さようなら。


- 01月16日 -
僕は、単位をお金で買うことが可能ならば、即金で用意するほどの覚悟と自信を兼ね備えた将来有望な人間だと自負しています。社会人になったら、きっと皆が口を揃えて称賛するはずに違いないわけであります。しかし、卒業が危うい今、その皆の称賛も聞けなくなるやも知れないわけで、この国の今後のためにもこれは忌々しき問題であると思うわけであります。だからこそ、僕に単位をください。もう一度言います。僕に単位をください。さようなら。


- 01月17日 -
人はそれを狂気とでも呼ぶのでしょうか、僕の精神は日々消耗し、結果、シャープペンシル程の細さになってしまいました。日が暮れていくに従って、僕の精神も徐々に侵され、何も考えることのできないようになっていきます。何を以ってしてこの状況を打開できるのかを考えていたのですけれども、僕の脆弱な力ではどうすることもできないのは百も承知でありまして、かといって、このまま指を咥えたまま眺めているだけなのはどうかとも思う自分がいるのも確かであります。いっそこのまま、何度そう思ったことでしょうか。しかし、僕の僅かに残された理性がそれを食い止めようと必死になっています。遂に意を決した僕は、丈夫そうな木を見つけ、そこで首を吊るのでありました。

こうして、唯一人地球に生き残った人は自らの手で死を選んだというわけです。


- 01月18日 -
今日、明日は大学センター入試です。僕は塾の講師のバイトをしているので、何だか落ち着きません。殆どの生徒は始めての本格的な大学入試ですから、緊張するのも無理はありません。昔の人々は、何かを達成する際に何かを断つことによって、その成功を祈ったそうです。生徒達の必勝祈願ということで、僕は酸素断ちをしようと思います。頑張れ、受験生!(最後の一声)


- 01月19日 -
『はあ、これで3社目か。』健太は大学3年生、いわゆる就職活動というヤツを行っている。こんな時代だから、企業なんか選んでも仕方ないと思い、手当たり次第に受けているわけなんだけれど、一向に採用の連絡がない。今届いた速達も、体裁は丁寧だけれども、健太にとっては残酷極まりない内容であった。一体何がいけないのだろう。健太の大学は、決していい大学とは言えないけれど、悪くはない。健太は物憂げに窓の外を眺めている。そして、先日行われた面接の状況を思い出していた。

「じゃあ、そこの君、そう君だ。君は何で当社を選んだのかね。」

『教えません!(即答)教えたくありません!(強調)』

「帰れ!」


- 01月21日 -
幻覚・幻聴が止みません。誰か助けてください。これは思うに、僕の精神的な弱さもそうなのですが、僕を取り囲む全ての環境にも起因しているのではないかと思うわけですね。大体なんですか、後期試験15科目って。僕は大学3年生です。学校の友人に聞いても、バイト先の友人に聞いても皆口を揃えて『異常だ。』と。僕もおかしいと思うんですけれども、何度数を数えても15から変化しません。「おかしい!何もかもがおかしい!皆そこに座れ!裸で座れ!開脚後転しろ!」

友人らが異常だと言ったのは、なにも科目数だけに限らず、僕自身のことも含んでいたのだと、さっき気付きました。さようなら。


- 01月22日 -
帰宅途中にふと空を見上げますと、大きな月がありまして。飽きもせずに眺めていますと、何やら鈍い音とともに、僕の体が吹き飛びました。そうだった、僕は原付に乗っていたんだった。気が付いた時には時既に遅く、僕の頭は固いアスファルトに強く打ち付けられ、脳が鼻から出る始末。鼻水と間違えられそうで恥ずかしい感じがします。さようなら。(この世から)


- 01月23日 -
実に1年の勉強量の大半をここ数日に集中させている僕なのですけれども、ここにきて無理がたたったのか、どうにもこうにもヤル気が起きません。確かに、僕の眼前には卒業の2文字が聳え立っております。しかしですね、僕の貴重な睡眠時間を削ってまでして獲得するほどの価値が果たしてあるのかどうか、疑問に思うわけであります。僕はやればできる子ですから、勉強時間なんて少なくたって大丈夫!少しの気合と少し笑顔(と、大量のお金)で何とか解決してみせます!そういうわけで、おやすみなさい。それー!(素早く布団の中に潜り込みながら)


- 01月24日 -
試験期間と言う名の大きな壁にぶち当たり、頭痛、胃もたれ、吐き気、腰痛を引き起こしている僕ですけれども。もうね、何もかもを投げ出して南国に飛んで行きたい。砂浜で寝転んでいたい。日焼けした肌を自慢したい。そして皮を剥いて山を作りたい。最終的にそれをゴミ袋に包んで可燃物に捨てたい。そんな心境です。さようなら。


- 01月25日 -
つ、遂に我が家にADSLが導入されまして。何て言うか、早い。異常。気持ち悪い。でも、こうしてネット環境が整ってくるとそれに伴う弊害が起きまして。まず第一に引き篭もりに歯止めが効かなくなります。第二に、今は試験期間中です。こうやって僕も白豚君達の仲間入りを果たしていくのだなあと、諦めに似た、すぐ目の前に高い壁があるかのような、そんな目をしています。きっと、世の中の白豚君達は一様に回線速度が速いんだろうなあと思うわけでありまして、僕の中では既に「白豚君=ADSL」の図式が成り立っているわけであります。勝手に。いや、そうに違いない。つまり、まとめると、僕も白豚君の仲間入りを無事果たしたわけであります。あー、心底今日のテスト(1限)がどうでもいい。さようなら。


- 01月26日 -
ええと、どこから話しましょうか。そう、昨日は1限から試験があったわけですよ。さすがに早起きをしてまでバスで駅まで行くのもどうかと思い、原付で駅まで向かったわけであります。早朝の気温と言ったら、マグロも凍る程の寒さでして。泣きそうになりながらも、駅に到着したわけであります。試験は無事終わり、僕は一時帰宅をしました。前日試験勉強をしていたおかげで、睡眠時間が1時間半という、意味のわからない数値を叩き出していたので、さすがに鍛え抜かれた僕の瞼も歩いているだけで自然に落ちていくかのような厳しい状況下にあったので、仕方の無い選択だったと思います。一時帰宅をし、ゴソゴソしてましたら(うたた寝込み)、あっという間にバイトの時間。バスに乗っていたら間に合わないと思った僕は、慌てて原付でバイト先に向かったわけであります。(2回目)

おかしいのはここからなんです。バイトを終えた僕は、何故か自然にバスに乗車していたんです。残念なことに僕の愛機はバイト先に一晩お泊りです。おかしい。(僕の脳が)


- 01月27日 -
企画を実施してみようと思いますよ。何でも、リレー形式でお題を回していくんだそうです。僕はイノセントの世界さんから「初恋」というテーマを受けたわけなんですが。

そもそも、僕の初恋はいつだろう。保育園?小学校?それとも胎児?どちらにしろ、僕にはあまりその記憶がありません。しかし、一つだけ確信しているのは、初恋の相手は青酸カリだったということであります。僕の周りを取り囲むおびただしい数の青酸カリの瓶。当初は怯えていたのにも関わらず、それはいつしか友情に変わり、そしてまた暫くすると愛情に変わっていきました。しかし、僕らは知っていたのです。決して互いに結ばれる恋ではないことを。僕は悩みました。「彼女(青酸カリ)なしの人生なんて考えられない!」遂に意を決した僕は、彼女(青酸カリ)を丸ごと飲み込んだわけでありました。「嗚呼、これで僕らはずっと一緒だよ・・・。」混濁した意識の中で、僕は誰に聞かせるでもなく呟くと、駄目押しにベランダから身を乗り出し、地面に向かって落下していったわけであります。僕の初恋は、血の味がします。さようなら。

次はせりーなの館さんですよ。お題は「感謝」ですよ。


- 01月28日 -
「街を歩けば肥満児にぶつかる」。もうね、寒いんだからおとなしく引き篭もっていろと僕は言いたい。試験期間中になったからといって学校に顔を出す肥満児達。普段は家でインターネットやらゲームやらに興じている肥満児達も、この時期は必死の形相で学校にやってきます。普段学校に来ていないのだから、出席点は望めない。だからこそ、試験で再起を図るという、浅はかな考えを彼らは持っているわけであります。おかげで電車は混んでいるわ、トイレは混んでいるわ、試験を受ける教室まで混んでいる始末。どこを見ても肥満児達の群れが広がるばかりであります。

屋外ならばまだしも、電車や教室などといった室内において、彼らの存在はあまりにも兄弟であります。というのも、彼らの尋常ではない酸素吸入量によって、室内はあっという間に酸素不足・二酸化炭素過多になるわけであります。酸素がないということは、即ち、人類にとって死に至る過程を示しているわけでありまして、今日付けで肥満児達は酸素ボンベを担いで登校を義務付けるべきだと僕はこの場を借りて提唱しようと思います!

『却下!』


- 01月29日 -
朝靄の中に立ち尽くすと、まるで何もかもが無に帰すかのような、そんな錯覚を覚えます。目を凝らしてみても、一寸先までも靄が出ていまして、何も見ることができません。向こう側は全くの別世界が広がっているかのような、そんな気さえ起こさせます。しばしの間、まどろんでおりますと、その未知なる靄の向こう側から車がやってきて、僕は吹き飛ばされ、また、靄の中へと消えていきました。さようなら。


- 01月30日 -
今日でようやく長きに渡って僕を苦しませ続けていた後期試験と言うものが終焉を迎えます。思えば、本当に長かった。1月の11日から幕を開けた今回の後期試験、その試験総数は15科目にも及び、仲間内からは『お前は気が違っている』などと、断言をされたりもしました。そんな僕の様子に、きっと全世界の人々は失笑と失禁を隠しきれないんじゃないかなあと、今この瞬間思いました。失禁は隠してください。さようなら。


- 01月31日 -
後期試験が無事終了し、実質僕の大学3年目も終了したわけなんですけれども。実際、試験期間中は面倒だったり、辛かったり、眠かったり、欲情していた僕ですけれども、試験が終わった事実を目の当たりにしてみると、その気持ちもどうやら一過性のものであったようで、実に晴々とした心境であります。この心境を別の例に置き換えてみると、死に直面している人は、その瞬間は恐怖が彼(彼女)を包み込むのでしょうけれども、次の瞬間には晴々とした心境になっているのではないかと思うわけであります。しかし、如何せん前例がない。そういうわけで、僕は自らを犠牲にして、この仮説を証明しようと思うわけであります。さようなら。

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