エピソード9 グレイロード1〜復讐の盗賊娘〜

                                                          1.盗賊娘登場

冒険者たちの新たなる冒険が始まります。しばらくの間長い旅になりそうです。新しい仲間も加わります。今回はその物語を語ることにいたします。

※プレイヤーとキャラクターについての説明はこちらをご覧下さい。


niga:D&Dセッションエピソード9「グレイロード1」開幕します。ロードシナリオになる予定です。長閑なのんびり旅になるか?血風吹き荒れる危険な旅になるか?乞うご期待。…でもあまり期待しすぎないようにね。
まりあ:新セッションスタートですね♪
マグネット:おお、今度はロードシナリオですか。遂にフィルの野外知識が役に立つときが来るのか!!
88:DM、よろしくお願いします。急ぐ旅でもないのでのんびり行きましょう♪

裏コメント:いつも通り何気なく始まった本セッション。しかし今回から連作ミニキャンペーンに挑戦です。連作ミニキャンペーンとは、いくつかのセッションに分けて行われ、1セッション毎にストーリーは完結するのですが、全体としても1つの大きなストーリーになっているというものです。このエピソード9から始まるいくつかのエピソードは「グレイロード編」という括りになります。まあ、構想上はその予定なのですが、うまく出来るのでしょうか?

niga:今回は新規参加のrk_sbrさんもいます。仲良くやりましょう。
一同:よろしく〜♪
niga:まずはrk_sbrさんに軽い自己紹介をしていただきましょうかね。

rk_sbr:rk_sbrです。プレイスタイルはわりと重箱の隅をつつくタイプですが、ときおり短慮な行動に出ることもあります。まあ、話しをややこしくしない程度に突っ込んでいこうかと思います。よろしくお願いします〜。
niga:お、お手柔らかによろしくお願い致します(汗)。

裏コメント:新しいメンバーが参入するということは、期待と同時に不安も伴うものですね。うまくパーティーに溶け込んでくれて、セッションがうまく行くと良いのですが。


■グレイロード編導入

DM(niga):まずは導入から。

灰色街道(グレイロード)” は『都』と『辺境』を結ぶ“ライス・キャッスル”の主要街道のひとつ。『都』と『辺境』の交易にも用いられ人々にとっては恩恵をもたらす街道ではあるが、一方で得体の知れないモンスターや蛮族達が徘徊しており、街道を利用する人々に脅威を与えもするのである。

裏コメント:グレイロード編の舞台となるのが”灰色街道(グレイロード)”です。


■新キャラクター登場!

DM:新キャラクターのリラの紹介をお願いします。

リラ(rk_sbr):ん?あぁ、あたしの名前?あたしはリラ・マイン。

スラム暮らしのいわゆる孤児って奴。
そこであたしを拾ってくれたじーさんがこの前逝っちまってね、いい機会だから旅に出ることにしたのさ。何のために?そりゃあれよ、あたしを捨てた親見つけてぶん殴ってやろうって思ってるのさ。
手がかりは…、これ。なんだか生まれたときから持ってたらしい赤いピアスなんだけどね。それだけで見つかるのかって?まあ、あたしもそう都合良く行くとは思っちゃいないさ。旅に出る理由があれば良かったの。盗みからも足を洗えたしね。ん、そう。生きてくためには何でもしたよ?スリもひったくりもね。夜に家に忍び込んだこともあったさ。おかげでピッキングには自信があるよ。
ん、そんな奴は信用出来ないって? ま、何と思ってもらってもあたしは結構だよ。ただ、夜寝るときは財布に気をつけてもらうことになるけどねっ。

リラ:…と、こんなところで如何でしょうか。
DM:す、すでにキャラクターが確立されている。すごい!

DM:おなじみのレギュラー陣も何かあれば一言。
オブリビオン(88):フィルバートさん、ナイロさん、ボクはエピソード7以来の登場ですけど、また一緒に冒険よろしくお願いします。そして今回から新しく仲間になるリラさん、よろしくお願いします。DMがどんな出会いを用意しているのか楽しみです。
ナイロ(まりあ):リラさんが仲間になるのと私とフィルさんが2レベルになった事、オブちゃんの復帰そしてロードシナリオと楽しみ満載でスタートですね!!皆様、今回も宜しくお願い致します。
フィルバート(マグネット):リラも親が嫌いなのですね。気が合いそうですね(笑)。オブさん、ウェルカムバック!!そして、DMセッション準備ありがとうございます。ナイロさん、パワーアップした我々の力を見せるときが来ましたね!


■追い詰められた盗賊娘

DM:というわけで、ぼちぼち始めますか。今回は、みなさんそれぞれ登場シーンをご用意しています。お楽しみに〜。まずは。新メンバーのリラの登場シーンから。

追跡者は確実にリラ・マインに迫っている…。

『都』の盗賊ギルドマスターの一人、ニヴァース・ドル。ケチなハーフリングだ。リラは短い期間であったがニヴァースのもとで働いていた。しかしニヴァースとはウマが合わず、早々にギルドから脱退した。餞別代わりにニヴァースの集めている宝物の中からきれいな宝石のついた指輪を一つ失敬して行ったのがよくなかったらしい。ニヴァースは恐ろしい用心棒ブラックハイボールをリラに差し向けたのだ。ニヴァースはあんなにたくさん宝物を持っているのに、なぜ一つ無くなったことをいつまでも気にしているのか、リラには不思議でならない。もうリラの指に嵌っているこの宝石はリラのもの(Mine”マイン”)なのだ。

追跡者ブラックハイボールは確実にリラ・マインを追い詰めている…。

リラは北の街リプテルに流れ着き、噴水広場近くの宿屋兼酒場を見つけた。店の前では二匹の犬と女の子が遊んでいる。店の名は『太っ腹のアナグマ亭』…。

裏コメント:エピソード8のリプレイをお読みになった方は予想が着くと思いますが、説明がないので念のため。二匹の犬と女の子は、酒場の主人の娘ダイアと飼い犬のバレエ、そしてカンフーです。

DM:あ。シーンに登場しない人も横からちゃちゃを入れるのはありですから。
フィルバート:うーむ、リラのもの(Mine)が地雷(Mine)にならなければいいが…(笑)。
リラ:そうなんですよね。地雷のMineとスペル同じだったんですよねぇ。そういう意図は無かったんですがねー。
オブリビオン:たしかに、地雷(Mine)踏みたくないなぁ(笑)。エピソード6同様、厄介ごとに巻き込まれる予感がヒシヒシと感じられるが…。
DM:うーむ。地雷(Mine)かー。なるほどね。
ナイロ:うーん、なんだか今回も大変そうですね(笑)。

リラ:まったく…、ここまでしつっこいなんて、面倒な奴からモノくすねちゃったなぁ。面倒だしさっさと手放した方がいいような気もするけど、本当に価値がトンデモナイのかも?さて、どうしたものかな。とりあえずこの酒場で一息ついて、目利きの店でも紹介してもらおうか。ま、さすがにあの追っ手も店の中では暴れたりしないでしょ。目の前の店『太っ腹のアナグマ亭』に足を踏み入れる。

DM:OK。『太っ腹のアナグマ亭』に入るところでリラのシーンは切りますね。


■フィルバート、ナイロ登場

DM:次の登場シーンは、フィルバートとナイロです。二人は『太っ腹のアナグマ亭』にいます。

オブリビオン:DMがどんな登場シーンを用意してくれているか分かりませんが、ボクは部屋に篭って錬金術の実験に没頭していますね。
DM:だから、「それぞれ登場シーンをご用意した」って言ってんだろっ(笑)!勝手に登場しないように…、まあいいか。すると、『太っ腹のアナグマ亭』の二階の一角の窓が「チュッドーンッ!!」と吹き飛ぶわけだ。
フィルバート:地雷はリラではなくオブの方だったようでして…(笑)。
DM:うまい☆
オブリビオン:ケホケホ言いながら一階の酒場へ降りてくる。当然、顔は真っ黒。…って、<錬金術>判定なしですかい、DM(笑)。
DM:勝手に登場するからだろ。
一同:(笑)。

ナイロ:私もオブちゃん同様、部屋の中でお祈り中です。食事の時まで続けます。
DM:は〜い。では導入シーン〜。

「ぬおー!」と騒々しく叫びながらリリィは酒場に入ってきて、フィル、爆発コントのように真っ黒こげのオブ、お祈りを終えたナイロのいる机に向かってくる。
「ぬかったわー。あいつら賞金首だった!オブ、またあの洞窟へ行くぞ!」とリリィは手に持っていた張り紙を机にたたきつける。その張り紙には二匹のノールの顔が描かれており、こう書いてあった。

「WANTED カムル&ビギル 300gp」


DM:リリィとオブが『太っ腹のアナグマ亭』を出て行ってしばらくすると、リラが酒場に入ってくる。 リラも『太っ腹のアナグマ亭』に入ってきたので登場できますよ。

フィルバート:オブの破壊力は俺の斧以上だぜ…、とボヤきながら、オブを引っぱっていくリリィを眺める。やれやれ、金のことになると元気になるな、リリィは。さてと、口直しに一杯飲むとするか。

リラ:『太っ腹のアナグマ亭』の扉を開けてくるりと店内に視線を走らせる。酒場にいる人数、位置関係を軽くつかんでおいて、カウンターに座る。マスター、ワインをグラスで一杯ちょうだい。懐から1sp出して注文。

フィルバート:リラが入って来ても、俺は別に気にもかけません。一瞥すらしません。俺の網膜には目の前に置かれているワインピッチャーしか映っていなかった。ヘッ! チマチマ飲むのはどうも飲んだ気にならねえからな。ピッチャーごとあおってます。2sp消費。
ナイロ:あまり、飲み過ぎない様にして下さいね。今日はなんだか胸騒ぎがします。リリィさんとオブちゃんが出て行った『太っ腹のアナグマ亭』の扉を見つめながら、思い過ごしなら良いのですが…、とつぶやきます。

DM:では。扉を見つめていたナイロは、一人の女の子(リラ)が入ってくるのが目に入っている。なんとナイロは、リラを知っている!
フィルバート:おいおい。ナイロも堅いこと言わずに飲め飲め。
ナイロ:フィルさん、お酒はもう少し後で頂きますね。ちょっとすみませんが、知り合いを見かけたので席を外しますね。
フィルバート:知り合い?おう、わかったぜ。じゃ、俺は一人で先にやっているからよ!

ナイロ:リラの近くまで行って、リラさん!女の子なのにまたお酒なんて飲んで…、少しは女性らしく振舞えないのですか?それと、最近は悪さはしていないでしょうね?顔を近づけて睨みます。リラとの関係が解からないので適当に作って見ました(笑)。こんな感じでOKですかね?
DM:はい、良いですよ。よくよく見ると、フィルバートもリラを知っている。
フィルバート:では、ワインをグビグビ飲みながら頭の片隅に小骨が引っかかっている感じで違和感を覚えます。あれ?あのナイロの知り合いって…、どっかで見たような?どこだっけな?ま、いいか、そのうち思いだすかもな。またワインを飲み始めます(笑)。
DM:う〜ん♪フィル節全開ですな。

リラ:こちらもナイロとフィルの事を知っているのでしょうか?
DM:はい。リラもナイロとフィルを知っています。
リラ:げ、ナイロじゃない。何でこんな所にいるのよ(頭を抱える)…。ワインはしょうがないでしょ?あたしんのとこの神サマへの祈り方なんだから。ぶつぶつと文句を言いつつ、ワイングラスを掲げてオリマダラ神に祈りを捧げます。

DM:なぜ君たちが顔見知りなのか?それは半年ほど前のこと…、回想シーンに入ろうとすると、バーンッ!と酒場の扉が勢いよく開けられる。そこには一人の男が立っている。

裏コメント:いきなり「顔見知り」という設定は少し難しかったですかね〜。事前にDMとPCで打ち合わせをしておいた方がスムーズなロールプレイが出来たと思います。今後への反省点です。


■追跡者と魔法の指輪

フィルバート:なんだ!?人が気分良く飲んでいるってのに…、無粋な野郎だぜ。そちらを睨みます。
リラ:誰なのか<視認>で判定。
リラ:d20+7=(19)+7=26
DM:すごい判定結果だな、さすがはローグ。入ってきた男はブラックハイボールだ!
リラ:げっ!
DM:ブラックハイボールの外見は、鉛色の肌で一見肥満体のように見えるがその身体は硬そうな筋肉だ。丸顔に細い目、しかしその目つきは鋭い。こいつも店全体を一睨みする。

DM:フィルバートとナイロも<視認>判定をお願いします。
フィルバート:d20+4=(19)+4=23
フィルバート:気分をぶち壊されて良く見えているみたいです。
DM:今回もダイス走ってますなー。
ナイロ:良い目…出ない予感。
ナイロ:d20+3=(2)+3=5
ナイロ:今回もダイス目走らない(涙)。
DM:まだセッションは始まったばかり。これからですよ!

裏コメント:ナイロのダイス目はもう立派なネタですね(笑)。

DM:リラとフィルバートには、ブラックハイボールの羽織ったマントからチラッと覗く左拳が金属のようだと分かる。さらにリラは、あの鋼鉄の拳が今までニヴァースのご機嫌を損ねた何人の奴らの顔面を潰してきたことか…、ということも知っているので恐ろしくなる。
リラ:ちっ…。
DM:ブラックハイボールは<視認>判定をします。
DM:d20+1=(20)+1=21
DM:いい目が出すぎた!リラはブラックハイボールの目から逃れるためには<隠れ身>で対抗判定が必要です。

リラ:はい。<隠れ身>判定ですね。
リラ:d20+5=(12)+5=17
DM:ふふふ。
リラ:うげっ、思いっきり振り向いて見たときに目が合ったよ…、やばっ。こりゃあごまかせないわね…。こうなったらっ。あー!あいつフィルのこと「オーク野郎が昼から酒飲んでるとは生意気な」って言ったよ!
フィルバート:いきなりですか(笑)。ガタン!と勢い良く立ち上がる。

DM:大丈夫だよ(笑)。リラがカウンターの下に隠れようとすると、ナイロの目の前で次第にリラは透明な液体の塊のようになった…。いや、周囲の色彩に同調して溶け込んでいるのだ!ナイロの目からリラは完全に消えた…。なぜでしょう?そしてリラと目が合ったと思われたブラックハイボールは、何事もなかったように店から出て行った。
オブリビオン:ブラックハイボールはいい悪役キャラになりそうな予感がするね♪
リラ:はて、なにコレ?と自分の体に起こってる異変に首をかしげるばかり。ぺたぺたと自分の体を触ってみるけど、どうなってるのコレ?

裏コメント:これはリラの持っているニヴァースから盗んだ指輪の効果です。

フィルバート:あ、ブラックハイボールもリラもフィルの視界から消えてますね。あー、「オ・ー・ク」とかぬかしやがったやつは誰だあ!!店の中をギロギロと見回します。
DM:リラさん、後始末お願いします…。
リラ:志村、じゃなくてフィル!外、外ー!と声が出せるなら叫んでみる。

裏コメント:ドリフネタは古いです…。しかし、オープニングから賑やかですね〜。

フィルバート:外だな!ゴルアァ!!表に出ろやぁーっ!叫びつつ外に出ようとする。
ナイロ:フィルさん、勘違いですよ。「オーク野郎が昼から酒飲んでるとは生意気な」ではなく、「多くの野郎が昼から酒飲んでるとは…、生イッキなっ」って誰かが言っただけです。とフォローします。つらい言い訳…。

フィルバート:ぶはは!では、俺の動きがぴたりと止まる。あ??しばし頭の中で、ナイロのセリフを反芻…。あー、そうかそうか。イッキ飲みか、悪い悪い。いや、大騒ぎして申し訳ない、すまねぇなみんな。バツが悪そうに席に戻る。
オブリビオン:どははははー。のっけから全開ですねぇ、皆さん。リラはもう禁句解禁だし、ナイロのフォロー最高です。この場に居ないのが残念!DM、早く出番を下さい!!

ナイロ:フィルさん、少しオークと言う言葉に敏感になり過ぎですよ。悪意の無い者まで被害に会うのは良くない事ですからお気をつけて下さいね。それと、先ほどのお酒を頂けますか?少し声を出しすぎてしまい喉が渇いてしまいました。
フィルバート:ああ、すまねぇ。なにぶん性分だからな。抑えられないんだ。よし、さっきの詫びだ。おーいマスター、ワインピッチャーもう一つ頼む!2sp消費。

ナイロ:ふ〜(ため息)。見えないリラに向かって、リラさん?お得意の隠れ身ですか?というかまた悪さしたんですね!とりあえずの脅威は無くなりましたから姿を現しなさい!
リラ:DM?動くと姿が元に戻るんですか?
DM:隠れる気がなくなったら姿は現れます。というか<隠れ身>判定に謎のボーナスが付いただけです。
リラ:では、しばらくジッとして様子をうかがいます。その間どうやって頭の固いナイロを言いくるめようか考えてる…と。

DM:なかなか盛り上がりましたね。大盛況の内にこのシーンを閉めましょう。


■オビリビオン、リリィ登場

DM:次は、オブリビオンとリリィのシーンです。登場できるのはオブリビオンとリリィです。例によって外野からのツッコミはありです。

オブリビオン:ボクは、え、なに?カムルとビギルって例の洞窟にいたっていうノールのこと?ちょ、ちょっとまってー!あ〜れ〜って感じでリリィさんに手を引かれて行ったわけですね。筋力無いので(笑)。ポーター、おいで!。慌てて使い魔(白フクロウ)を呼びます。
DM:ポーターと言うのがオブリビオンの使い魔ですね。ポーターも新しいパーティーの一員ですね。よろしく。
一同:よろしく〜。

DM:では、導入シーン。

リリィは紐でくくった二つのノールの首を肩からぶら下げて意気揚々と歩いている。オブリビオンとリリィは洞窟から持ち帰った賞金首を持って街の保安局に入った。

DM:以上!
リリィ(NPC):オブよ、ワシらの導入シーンはずい分手抜きじゃないか?
オブリビオン:そうだね(笑)。
DM:…。

オブリビオン:リリィさん、あれから数日経っているのによく首が残っていましたねぇ。
リリィ:ナイロがご丁寧に埋葬していたからな〜。それを掘り返しちまうワシらも罰当たりだなー。ガハハハー、なあオブよ〜。
オブリビオン:…それはさておき、保安局の人に言います。すみません、ボクたち賞金首を仕留めました。極悪非道のコイツ等です。「WANTED カムル&ビギル 300gp」の張り紙と首を見せます。
リリィ:保安局、オブリビオン&リリィというとなぜかエピソード6を思い出して留置所に入れられるパターンをひしひしと感じるが…。

DM:「おおー!こいつらこの街で悪事ばかり働いて、最近では邪悪軍に入ったとかぬかしてた奴らだよ。お手柄だね」と保安局の人は300gpをくれる。「あれ?もしかして、あんたたちが例の洞窟のモンスターを退治したという冒険者かい?巷じゃちょっとした有名人だよ」。
オブリビオン:どこからそんな情報が!この洞窟はそっとしておく事になってたはずでは?
DM:(素で)そうだったっけか?!
オブリビオン:いいえ、完全には退治していません。仕留めたのはこのノールぐらいで、まだ洞窟にはコッカトリスという人間を石化させる恐ろしいモンスターがいます。

裏コメント:エピソードによってDMが変わるので、情報の食い違いは生じますね(汗)。

リリィ:さてはダイア(『太っ腹のアナグマ亭』の娘)から情報が漏れたか…?
DM:と、一番怪しい男が呟いております。
オブリビオン:いや、あんただろ。絶対!
フィルバート:俺もリリィだと思うぜ。とその場にいたら言うでしょうな。

DM:「まあいいや。そんな勇敢な冒険者に町長が会いたがっているぜ。なにか深刻な頼みごとがあるらしいんだとさ」と保安局の人が言う。

オブリビオン:なんだろう?リリィさん、行って見ましょうか。
リリィ:おう、そうだな。あの愉快な仲間たち(フィルたち)も連れて行くとするか?

DM:ということで、オブリビオンとリリィのシーンは終わりです。本当に短いが手抜きではない…、念のため。オブリビオンとリリィが酒場に戻って全員集合です。ようやく全員登場できます。



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