エピソード4 ゴールドメダリオン

                                                      1.テトラシャーンの夜

テテント男爵にゴルマン近郊の地下城砦から取り戻した宝剣を進呈し、男爵領に人が訪れないのはジャイアントが悪さをしていることが原因だと進言したブードゥーとガー。2人の冒険者の後日談について語ることにいたします。

※プレイヤーとキャラクターについての説明はこちらをご覧下さい。


ブードゥー(niga):みなさんいつもすいませんね。忙しいのに。
ガー(JOY):いやいや。でもなかなか集合できないもんだな。
DM(88):どうも。前回のシナリオ覚えてる?
ブードゥー:覚えてるよ。別に新しい使命とかなかったよな。
ガー:ジャイアントがどうのっていう。

裏コメント:エピソード1以来登場のならず者コンビ、ブードゥー&ガー。我らがマスター様、88のオンラインプレイのDM初挑戦です。パソコンの打ち込みにはあまり慣れていないようで、本来の調子が出せるでしょうか?


■金の鱗亭

DM:今は君達に特に使命はない。前回の続きで、舞台はテテント男爵城の城下テトラシャーンのはずれの酒場兼宿屋の「金の鱗」亭。男爵の宝剣を無事(?)に取り戻したガーとブードゥーは、男爵にその腕を買われジャイアント退治の軍隊に参加するように言われている。出発は3日後だが参加の返事はまだしていない。今は、にぎやかなこの街でなにか面白いことがないかと期待に胸を膨らませている。君たちはまだ冒険の選択の余地がある状態です。まだ3日あるし。本日は休息がてらこの「金の鱗」亭にやってきた。もうすぐ日も暮れるし泊まる場所を探さないとね。で、どうする?

ブードゥー:もう夕方か。宿はここでいいんじゃないか?
ガー:そうだね。
ブードゥー:客は多いの?
DM:結構いるね。ファイター風の奴とか普通の町人とか。

ブードゥー:夜の街に繰り出すか?ガー。
ガー:ジャイアント退治に関して情報ないか聞いてみようか?
ブードゥー:情報ならまずはこの酒場でいいか。そもそも何ジャイアントなんだ?それによって色々対策が変わってくるぞ。
ガー:馬場、アンドレ、パンダ…。
ブードゥー:その程度なら勝てそうだけどね。


■ホラふき店主

DM:すると、店の主人が話しかけてきたよ。「おまえたちも冒険者か?周りの宿は混んでいるからここに泊まっていくか。」ジャイアントの情報聞いてみる?

ブードゥー:「テテント男爵がジャイアント退治のための軍隊を集めてるらしいね!」と主人に聞いてみる。
DM:「そうなのか?ジャイアントは昔から谷に住んでいるが、悪さをしているという話は聞いた事がない。」と主人。そもそも今日、君達が男爵に話したことだから街の人は知るわけない。
ブードゥー:そうか、「ジャイアント退治しろ」ってオレらが男爵に言ったんだ。(エピソード1のリプレイ報告参照)
DM:そうです。ゴルマンに旅人がこない理由として君たちが男爵に伝えた。君達の隣の席に座っている男が「おいおい。この店主になにを聞いても無駄だぞ。どうせドラゴンの事しか話さないぞ。」と言う。「首にかけている金のメダルもドラゴンの鱗だっていってるぜ。」これが、「金の鱗」亭の名の由来です。

ブードゥー:そうだったか。じゃあ、ジャイアントの件はまだ聞いても無駄か。「おっさん、ドラゴンに遭ったことあるの?」
DM:「オレはドラゴンに矢を放ってこの鱗を射抜いたんだ。」と店主。戦ったことがあるらしい。その横で「ドラゴンなんている訳ねえだろ。」と客が騒ぐ。店主はホラ吹きで有名らしい。
ブードゥー:なに?矢で射抜いた?やるなー。飛び道具専門のブードゥーとしては気になるところだな。くわしく聞かせてもらう。
ガー:おっさん強いのか?なんなら一緒にジャイアント退治しないか?
DM:「さっきジャイアントがどうのって話してたろ、あの谷には”金のドラゴン”がいて、何年か前に遭遇して戦ったんだが、弓を射た後の記憶が曖昧で…気づいたら矢の刺さった鱗があったんだ。」と店主。
DM:「だから、ホラだって、強いわけねえだろ店主が!」と客。

ブードゥー:ほー、なるほどね。下見がてらにその谷に行ってみるか?用心棒先生(ガーのこと)。
ガー:ドラゴンがいるのか?
ブードゥー:こんな『都』にドラゴンがいるわけないだろ。オレは現実派だぜ。
ガー:行ってみるか。パンダに囲まれたら困るけど。
ブードゥー:一応、笹の葉を携帯しておこうかな。
ガー:パンダには現実味を感じてるわけか。
DM:今日はもう遅いよ。店主が首から下げているメダルの中央にはたしかに穴があいているが、色は金というよりは黒っぽい感じ

ガー:ドラゴンの話なら聞かせてやりたいやつがいるが…。
ブードゥー:すごい勢いでゴルマン近郊の地下城砦から旅立って行った奴がいたな…。だれだっけか?
ガー:亀みたいだったけど。
ブードゥー:本人曰くサイらしいよ

裏コメント:クラシックでも3Eでも大活躍(?)のダンカンのことです。

ブードゥー:では。ここに泊まって明日行ってみるか。


■デブの挑戦者現る

DM:さっきの話を聞いていたのか、突然ファイター風の太った男がよってきた。「ドラゴンもジャイアントも倒すのは俺だ!おまえらにできるわけがない。ここで勝負するか。」ただの酔っ払いか?。
ブードゥー:「ぬお!な、なんだ貴様!やるのか。」と言って、ガーの背後へダッシュ!
ガー:寝よ。
ブードゥー:たのんますよ。先生〜。
DM:「やれー!やれー!」と周りも盛り上がってきた。さすが酒場。そんなに荒っぽいものじゃない。勝負は腕相撲。1d20で筋力をいくつ下まわるかってのでどう?中央のテーブルを空けてくれた。
ガー:そりゃこまったな。しょうがない、勝負するか。

ブードゥー:始まったか!オレもテーブルの上に乗って盛り上げる!
ガー:d20=(16)=16
DM:マイナス2ね。デブは14以下で勝てるよ。
DM:d20=(8)=8
DM:デブが勝った。「けっ、口ほどにもない。」とデブ。
ガー:オレが何か言ったか?「寝よ」って言っただけだぞ。
DM:「いいぞー、デブ!」と酒場が盛り上がる。
ブードゥー:あれ?テーブルからそっと降ります…。「いったい貴様は何者だ!酔っ払い。」
DM:「オレも冒険者だ。強い奴を仲間にしたかったが、期待はずれだな。」とデブ。
ガー:けっ、酒持ってこい。やってられっか。
ブードゥー:「デブゴンめ、覚えてろよ〜。」って、オレらが悪人みたいじゃねえか?「本当の勝負はこれからだぜ!本当の冒険で打ち負かしてやる。」


■痩躯の挑戦者現る

DM:「彼(デブ)もここの泊まり客だ。」と店主。「今日は君たちと彼の他に3名泊まる。2名は魔法使い風。もう1名はファイター風だ。もう1名のファイター風もそこで仲間探しだ。」と、痩せ型の人を指す。
ブードゥー:「へー。」と言って見てみる。
DM:そいつもこっちを見た。「あんなデブに負けるようじゃな…。オレが手を貸そうか?」と痩躯の男。
ガー:うるせえ。お前は腕相撲の用心棒か?
ブードゥー:いやいや。この男(ガー)が本気を出せばあんなデブなんか余裕なんで。ははは…。
DM:「いや、俺の得物はボウガンだ。投げナイフで勝負しよう。」と痩躯の男。1d20で敏捷力をいくつ下まわるか。
ブードゥー:なに!ナイフで勝負か。おもしろい。飛び道具ならここはオレが行こう。
ガー:じゃあブードゥーの出番か。そういえばオレも前回ダガーをうまく使えた気がする。(詳細はエピソード1のリプレイ報告にて)
DM:「負けたら仲間になってやる。」と痩躯の男。
ブードゥー:別に勝っても仲間になってくれとは…。そうだ!部下だな。部下にしてやろう!はははー!

裏コメント:悪人ですか…?このPC。まあ属性は「中立」なのでご勘弁を。

DM:壁にかけてある肖像画の右目が目標。じゃあ、痩躯の男から。
ブードゥー:どうぞ。
DM:d20=(13)=13
ブードゥー:オレの番ね。
ブードゥー:d20=(2)=2
ブードゥー:右目貫いたぜ!
DM:すげえ!ずばり右目射抜いたね。
ブードゥー:うーん、我ながらいい腕だ。あ、肖像画だめにしちゃいました…ご主人。こいつ(痩躯の男)が悪いんです。
ガー:そのくらい俺だって、とナイフを投げる。(酔ってます)
ブードゥー:これ以上、肖像画を傷めつけないで…。

DM:「たいしたもんだな。じゃ、契約の代わりにこれをやるよ。」と言って痩躯の男がシルバーダガーをくれた。
ブードゥー:おお、サンキュー。オレはブードゥー・チャイルド、こっちは用心棒先生のガー。もしかしたらオレたちはすごい冒険にでるかもしれない。その時はよろしくな。
DM:ということで彼は同席した。「オレはクラリス。ファイターだ。よろしく。」NPCです。

ガー:オレの投げたナイフ誰かを貫いてないかな?
DM:デブの尻に…。
ブードゥー:デブ逆上!?
DM:うそです。デブはもういい。さて、クラリスと意気投合して飲んでると二階でガラスの割れる音が!そして悲鳴!


■盗賊の鍵開けか?戦士の扉破壊か?

DM:店主が「二階にはマジックユーザー風の客が2人いるはずだ。」と言って二階に上がって行った。どうする?
ブードゥー:なんだなんだ?弓を持って行くか!いくぞ、ガー。
ガー:よし、二階へ行くぞ!
DM:行くか。ところでシルバーダガーは誰が持ってるの?
ブードゥー:オレでいいかな。先生(ガーのこと)?
ガー:デブが尻に刺してる。
DM:…じゃ、デブの尻じゃなくて、ブードゥーね。

DM:店主が一足先に二階に上がっていて木の扉の前で困っている。「鍵が開かないんです。」
ガー:「まかせろ!」と言って扉をぶっ壊す。
ブードゥー:かっこいいガー!なに?鍵だって?待って、オレに見せてみろ!
DM:ガーは荒れてるね。ブードゥーの解錠は20%の確立で成功。
ブードゥー:先生は酔っ払い気味ですね。
ブードゥー:d100=(55)=55
ブードゥー:ああ〜55か。20以下ってシビア。
DM:うーん、失敗。
ガー:さぁ、壊すか。

裏コメント:まあ予想通りの展開ですね。シーフ2レベルだとまだつらいですね。

DM:ドアはAC3で耐久力10。
ガー:d20+3=(15)+3=18
DM:ポールアームなのでダメージは1d10で。
ガー:d10+3=(8)+3=11
ブードゥー:やったね。
ガー:よし。
DM:一撃で破壊!動かない物には強いね、ガー!

裏コメント:結果的には、現時点では戦士の扉破壊が有効なのでした。



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