エピソード1 リングリングリング

                                                 1.冒険は終わってなかった!

■”冒険者たちの憩い亭”

テテント男爵領の街ゴルマンはにわかに活気づいていた。”テテント男爵の財宝”の噂が冒険者たちをゴルマンに集めているのだ。
旅の仲間ブードゥー・チャイルドとブラウンシュ・ガーも”テテント男爵の財宝”の噂を聞き、ゴルマンの酒場”冒険者たちの憩い亭”を訪れたのであった。


■恒例の酒場での情報集め

ブードゥーとガーは酒場の主人から財宝にまつわる街の噂を聞きだした。噂の内容は以下のようなものだった。

・1年前からこの街になぜか人が寄り付かなくなった。(最近は賑わっているが。)
・さらに2ヶ月前に内乱鎮圧のためにテテント男爵が進軍した日、自称大盗賊シュロフによって男爵の10万GP相当の財宝が盗まれたと言う。盗まれた財宝の中には男爵が、大魔法使いでもある皇帝から授かった魔法の剣も含まれているため、男爵は財宝の発見に躍起になっているらしい。
・すでにシュロフは捕らえられており財宝の隠し場所は明らかにされている。シュロフは男爵の塔に幽閉され
ていると言う噂だが、その姿を見た者はいない。

男爵が盗まれた財宝に懸賞金をかけたため、冒険者が殺到し今ゴルマンの街は大変活気付いているのである。
他にもいくつか噂を耳にした。。。

・財宝は”まよいの森”を抜けた先の「廃墟」にあるということだが、ゴルマンに来た冒険者で”まよいの森”
を抜けた者はいない。男爵の部下も「廃墟」にはたどり着けなかった。
・3週に一度、ドワーフが”まよいの森”の向こうから武器などを街に持ってくる。武器の代金はすでに何者かにもらっているという。街は冒険者たちにこの武器を売ることでさらに潤っている。
・テテント男爵の内乱鎮圧には裏話がある。テテント男爵の夢枕に”青いハチドリ”が現れて「本日、内乱鎮圧
のために進軍せよ。」とお告げをしたという。

裏コメント:久しぶりのTRPGで冒頭はDMもPCも少し戸惑い気味。おなじみの酒場での情報収集はPCが勘を取り戻せてないこともあってか、DMが話を引っ張って大分フォローしてくれました。
しかし、復活第一弾シナリオの冒頭から多大な情報量でPCは頭ん中で整理するのが大変でした。


■坊さん五人衆

パーティーの仲間としてクレリックを探していたブードゥーとガーは、”冒険者たちの憩い亭”の主人にカラというクレリックを紹介された。
カラはシュロフの逮捕と同時期に、おそらく”まよいの森”で行方不明になったヨモス司教を探したいのだと言う。ヨモス司教は何者かがドワーフに武器を作らせてゴルマンに持ち込ませるであろうことを予言していたらしい。
ブードゥーとガーは、カラをはじめミー、パ−ティ、レスト、スペースの坊さん(クレリック)五人衆とパーティー
を組み、テテント男爵の財宝探しに出発した。

裏コメント:ブードゥーもガーも1レベルだし。クラシックD&Dだし。キャラクターたちは貧弱です。その解決策とはいっても坊さん五人衆はなかなかインパクトありました。ファイター、シーフ、クレリック5人の異色パーティーです。HP回復面に関してはかなり安心度が高まりました。しかし男ばっかりでムサい。ガーはここで「用心棒先生」のあだ名がつきました。
坊さん五人衆の名前を並べると、どこのカラオケBOXでプレイしていたのかが分かります。即興すぎですね。



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