「琥珀谷の千樹祭り」

岩手県久慈市「久慈琥珀博物館」で毎年春に行われる「琥珀祭り」。

今年(2002)からお手伝いさせていただくことになりました。

お祭りの背景ストーリーと山車、その他企画をやらせていただいています。


 背景ストーリー

久慈は昔から琥珀の眠る土地として有名です。海と川、山と森に守られたこの土地から産まれる琥珀たち。その琥珀の精霊たち「くんこっこ」の祭りを再現しています。くんのっことは、この地方で琥珀のことを「くんのこ」と呼ぶところから「くんのこ」の「子」=「琥珀の子」=「くんのっこ」とぼくが名付けました。

くんのっこたちには千樹さまという大木の姿をした大長老さまがいます。この千樹さま、もうお年のせいもあって、一年に一度だけしか目覚めることがありません。毎年春になると千樹さまは目覚め、子供のくんのっこたちにお守りになる琥珀玉とくんのっこの名前をそれぞれに与え、一年間眠りながらも、子供たちを守ってくれます。子供たちは千樹さまが目覚めている二日間、大長老さまを称え、祝福を承ける祭りを開催します。それが「千樹祭り」なのです。

山車の「千樹さま」と「くんのっこ」たち

山車の高さは3メートルほどで、上部の千樹さまは山車から乗り降りできるようになっています。ただしお年を召しているのでみんなが担ぐのですけどね。

デザイン、顔と仕上げ塗装はぼくが行いました。ベースは久慈琥珀博物館のスタッフによる手作りです!

 


 「ホホノヲチ、ホホカンノ、テルテ、フソミ!」

当日は久慈の町から山をぬけ、博物館までの道のりを「ホーーノーチ、ホーーカンノ、テールテ、フ・ソ・ミ!」という子供たちのかけ声が太鼓とともに響きつづきます。くんのっこには独自の文字と言葉があり、これを訳すと「大琥珀、大千樹、目覚め、祭り」となります。

今年(2002)は初めての試みだったので、子供たちがこのかけ声を言ってくれるか心配だったのですが、みんな最後まで、途中きつい坂道があったにもかかわらず、元気に叫びつづけ、千樹さまの山車を引っ張ってくれました。みんなほんとにありがとう!!


 千樹さまとお話できる。

祭りの二日間は千樹さまと直接会話することもできます。ちょっとタネをあかすと、(有)メディアボックスさんが開発した「ハローステージ」というものを使っています。インフォメーション用のリアルタイムアニメーションシステムというもので、千樹さまの人形をコンピュータに取り込み、直接、生に会話することができるという優れモノです。あいにく当日のいい写真が手元にないのでお見せできませんが、子供たちはすっかり千樹さまを気に入って、千樹さまが「踊ってくれ」と頼むと、素直にステージで踊りを披露してくれる子や、ジャンケンしようと言えばそれに夢中になる子、さらには千樹さまがお酒をグビグビとやるのに気付くとお酌してくれる子までいました。ぼくがスタッフとの連絡用にワイヤレスのマイクを付けて会場のすみにいたとき、年輩の女性がニヤニヤしながら千樹さまのモニターとぼくを指さし「腹話術でしょ」と一言。ぼくはイッコクドウさんではありませんヨ。


 今後も様々なイベントを混ぜていきます。

今年(2002)はまだ一回目ということもあったので細かいイベントはちょっと少なくなってしまいましたが、少しづつイベントを増やしながら、成長するお祭りを目指してします。もちろん、お客様参加型のイベントなども考えていますので、よかったらどうぞ遊びにいらしてください。

    もっと詳しく「久慈琥珀」   もっと詳しく「ハローステージ」


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