自分が「オタクだからこそ女の子をまもります」宣言に賛同している理由

自分も賛同している「オタクだからこそ女の子をまもります」宣言に対して否定的な意見をいただくことがあります。
それは大いに歓迎することです。万人から無条件に支持される宣言など、わざわざ宣言する意味がありません。
残念なのは、それらの意見に対して一つ一つ答えていく余力が、今の自分にないことです。

ここで書いていることは、本来は公開するような内容ではありませんが、自分が聞かれたことにはしっかり答えておこうと思います。
今後、もし意見があるときは、以下の回答を読んでからお願いします。


Q1
事件をネタにして遊んでいるのではないか? 被害者のことを考えろ。(←一番多い意見)

A1
遊んでいるつもりはありません。一見するとふざけているように思えるかもしれませんが、根底にあるものは被害者への哀悼の心です。宣言の呼びかけ人である MAS-R さんや、自分と同じく宣言に賛同されている方々も、思いはきっと同じだと信じています。
そして、もう一つ。「被害者のことを考えろ」と言いますが、自分はこの言葉が好きではありません。
被害者とは殺されてしまった少女のことです。ですから、遺族の心情を慮って口をつぐむのは被害者のためではありません。あくまでも、遺族のためです。
それを踏まえた上で考えて下さい。遺族のために議論を控え、事件を風化させてしまうことが、本当の被害者である少女のためになるのでしょうか? 彼女の死を無駄にしないため、同様の事件が起きないよう努力することの方が重要ではありませんか?
自分には世の中を変えるような権力も金銭も時間もありません。たとえあったとしても、今回のような哀しい事件を世の中から全て消し去ることは難しいでしょう。それでも、同様の事件を少しでも減らしたいという思いはあります。
そこで、事件を減らしたいと願う今の気持ちを忘れないために、「オタクだからこそ女の子をまもります」宣言に賛同しました。


Q2
「まもります」なんて言ったって、何ができるんだ?

A2
はい。おっしゃる通り。何もできません。
強制力のない単なる宣言が具体的な成果を挙げるとは自分も考えていません。更に悪いことに、まもります宣言したオタクの中から犯罪者が生まれる可能性もゼロではありません。
しかしながら、もし、犯罪に至る一歩手前で「オタクだからこそ女の子をまもります」宣言を思い出して踏み止まるオタクが一人でもいれば、この宣言は無駄ではないのです。
罪を犯さないという(社会人として当然の)自覚を促すこと、それこそが、この宣言の真の目的だと自分は考えています。


Q3
「オタクだからこそ」というのは自虐的なのでは?

A3
そうでしょうか? 逆に、「自分はオタクだ!」という誇りを持っていなければ宣言できないと思っています。
「どうせオタクだから」という自己批判的な心情でオタまも宣言できる人は珍しいと思うのですけれど……。
これは意見の違いというより感覚の違いですから、納得できなくても仕方ありません。そういう捉え方もあるのだとご理解下さい。


Q4
オタクじゃなくたって女の子を守るのは当然でしょ?

A4
男の子を守るのだって当然ですよ。
今回の宣言は一種のキャッチコピーですから、ターゲットとなる相手が理解しやすいい簡潔なフレーズを使うことに意味があります。宣言の呼びかけ人である MAS-R さんにも他意はないはずです。
ここで言う「ターゲット」とは世間一般の方々ではなくオタクたち自身なので、キャッチコピーとしては見事に的を得ています。


Q5
こんなことやってるからオタクはキモイって言われるんだ

A5
「キモイと言われるから何もするな」と言いたいのでしょうか?
何もしないのでは何も改善されません。これは、時間が解決してくれる類の事柄ではないのです。
対案があるのならばそれを示し、実行して下さい。あなたの案が合理的なものならば自分も喜んで応援しましょう。


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