磐之媛命陵 睡蓮
わが心 ゆたにたゆたに 浮蓴(うきぬなは) 辺にも奥にも    

              寄りかつましじ

自分の心は、ゆったりとしたり、ゆらゆらと動いたり、浮いたジュンサイのように、

岸にも沖にも寄ることが出来ないであろう。


「辺にも奥にも」というのは、引き返すことも、先へつっ走ることも出来ないでいる。

つらい恋の状態なのでしょうか。


蓴(ぬはな)は今のジュンサイで古い池や沼に生え、若い葉や茎はヌルヌルとした

透明寒天質に覆われ初夏に出回る。今では珍味です。

ジュンサイは睡蓮とおなじ仲間です。
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