明日香川 稲淵上流 しゃが草

君により 言(こと)の繁きを 故郷(ふるさと)の 明日香の川に

              みそぎしに行く

聖武天皇が格別に私を寵愛するのを、ねたみ噂をたてられていますので、

その汚れを洗い流そうと、旧都の明日香川へ禊ぎしにまいります。

「みそぎ」 川や海の清い水につかり、身体を洗いそそぎ、罪や汚れを祓い

流すこと」明日香川上流 「飛鳥川上巫宇須多伎比売命神社「アスカノカワカミニ

イマスウスタキヒメノミコト」の近くで、この場所にだけ、5月初め頃、土手一面に

シャガ草が被い繁るところがあり、なんだか、みそぎのイメージにマッチする

ような雰囲気が漂いっています。望郷の歌でも、古都を偲ぶためでもなく、

もっと積極的な意味から古里を歌うのである。当時は藤原氏の勢力が増し、

その藤原氏出身の子女たちとの争いに破れ、平城の都から、飛鳥古里へ

帰っていく八代王女が、ただすごすごと飛鳥に帰るのではなく、最後にこの

歌をうたって反抗的姿勢を示したと思われる。誰かに聞いたのですが戦国

時代お城の城壁にはこのシャガ草が植えられていたとかなるほど表面が

椿の葉と同様にたっぷりの油を含み足元がつるつると滑りカメラを構えるの

に苦労した思いがあります。

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