奈良市 磐姫皇后陵 お堀の土手に咲くうまら  野薔薇  5月25日撮影
道の辺の 荊(うまら)の未(うれ)に 這(は)ほ豆の からまるを 別れか行かむ

道の辺のイバラの枝先に巻き付く野マメのように、からみつき離れないあなたに
別れて行くのか。

  作者は現在千葉県君津郡出身の防人。出征の朝の離別の悲しみを歌う。
                君は妻なのか、恋人なのか。


五月も半ばを過ぎると、野辺にノバラの白い五弁花が満開になる。そのノバラには
甘い気品に満ちた香りが漂い、暫しうっとりとして、心がなごむ。


                   防人の歌   巻20‐4323
    
   時ときの 花は咲けども 何すれど 母とふ花の 咲きでこずけむ


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