桜井市 倉橋川上流 山吹と流れ椿

桜井市倉橋川 上流 山吹と流れくる椿


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  山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく


山吹の花が満開の天武7(678)年4月7日、飛鳥では國をあげての神事が行われようと

していた。天武天皇の皇女の十市が泊瀬倉梯(はつせくらはし)宮に斎宮として遣わせる日

に十市の突然の急死の報に高市皇子が涙をこらえ悲しみを抑えて詠んだ歌。

十市よ、どうして逝ってしまったのだ!いつまでも二人でいたかったのに。愛しいお前が

いなくなったこの世になど、もうなんの未練もないよ。十市のいる黄泉の國とやらへ行き

たいが道が解らない。どうすればいいんだ私は川辺で三脚を構えてアングルをあれこれ

考えていたら上流から遅咲きの藪椿、一輪がふらふらと流れて来ましたまるで十市皇女

が黄泉の國に旅するが如く流れ去って行きました。その一瞬フイルムにすくい撮りました。