桜井市高家より大和盆地遠望 正面 畝傍山 後方二上山

大和には 群山(むらやま)あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 國見をすれば
國原(くにはら)は 煙(けぶり)立ち立ち 海原(うなはら)は 鴎(かまめ)立ち立ち
うまし國ぞ 蜻蛉島(あきづしま) 大和の國は              
舒明天皇 巻1‐2

  舒明天皇が香具山に登って、大和平野を望まれた時におよみになった長歌

大和にはたくさんの山々があるが、その中でも立派に足り整っている天の香具山
である。その山に登って、頂上に立って國の中を見渡すと、國の広い所には、煙が
あちらこちらに立っている。池には水鳥があちこち飛び立っている。美しくよい國だ
なあ!この秋津島の大和の國は。

明日香村八釣の里から東へさかのぼって行くと、八釣山の南に、多武峰に続く山
地の中腹にあって、狭い高原状の地があり、そこに桜井市高家(たいえ)の集落がある。わずか数十軒の集落だが、250メートル程の地から、飛鳥や大和三山を見下ろし、飛鳥巡りの人も来ない遙か悠久の感がするところです。

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