氷重ね172
寒い寒い冬のお出かけ
口元までマフラーをあげて 雪の積もる針葉樹が龍の尾になっていますね |
赤朽ち葉171
落ちる夕日に赤く染まる
落ち葉の中では狸が遊んでいます 輝くような龍も遊んでいます |
落ち栗色170
栗を集める雀たち
銀杏の葉では焚き火はできませんけどね 腰かけた紅葉の幹が龍の体だったりします |
紫苑169
月の下で提灯をともしてお出かけ
紫の着物の柄は紫苑です 闇にまぎれて龍もお出かけしています |
撫子168
撫子の野の川端に座って
風でも吹くと、川から涼しさが伝わってきます 川には龍が住むものですね |
蝉の羽167
夏に林を歩けば蝉の声
降るような声は暑さを増すものです 流れる小川が龍になっています |
卯の花166
梅雨の晴れ間
傘を閉じて見上げると虹が出ていたり 虹の陰には雲間の龍も見えますね |
若草165
端午の節句の鯉のぼり
空を泳いでいると見上げたくなるもの 鯉のぼりの奥には龍も泳いでいます |
桜164
舞い落ちた桜のじゅうたん
そこに腰を下ろそうと羽織をふわりと広げ 玉を持った龍が桜の幹のようです |
山吹163
小さなうさぎのお雛様
山吹の下に飾っています 山吹の陰には龍が玉を持っていますね |
雪ノ下162
梅の季節に降る雪
雪の下でも凛と咲く紅梅 雲に紛れて龍が舞っています |
枯れ色161
今年も神社に初詣
雀も絵馬を描いています 屋根瓦には龍の顔がありますね |