六月二十五日
有嬉

　暑いと風が、嬉しい
　日向では雲が、嬉しい
　当たり前のものは、嬉しい

　週末から東北です

六月二十四日
色拾

　個展のDM
　面白く描けた
　人の目というのは面白い

六月二十三日
夏報

　筆がはしる
　こんこんと
　夏への雫、とぽとぽと

六月二十二日
照陰

　雨と晴れ
　どちらかが濃いと
　もう片方も美しい

六月二十一日
狭見

　ものの見方は
　価値観で決まる
　いろんな人に聞いてみよっと

六月二十日
紫黄

　紫色に西洋蜜蜂
　黄色に日本蜜蜂
　東と西で違う色

六月十九日
心向

　なあになあに
　描きたいものはなあに
　自分の中に聞きながら

六月十八日
喜描

　好きなお店が一周年
　こういうのは嬉しい
　ついつい、一枚描く

六月十三日
子声

　雀が庭で
　草の実をつつく
　ちうちうと鳴くは小雀か

　週末は三条です

六月十二日
一葉

　いつも同じ絵
　いつも違う絵
　そういう絵を、描く

六月十一日
深業

　いろんな仕事
　掘り下げるもの、広げるもの
　自分はどう？

六月十日
望造

　つくりたいものを
　つくりたいように
　そうありたいと、また思う

六月七日
少先

　秋のいろいろ申し込み
　いつものところに久々のところ
　どちらに伺う事やらと

　週末は滋賀です

六月六日
絵形

　夏の個展
　餓鬼界、欲、矢印
　いろんなイメージが混ざり合う

六月五日
風道

　いつも旅をする
　快適にしたい
　車に網戸をつくりました

六月四日
土用

　波がくる
　波がいく
　高いも低いも、波

六月三日
帰食

　若いすずめがそこここで
　ちょいちょいとひろい食い
　なんだか学生っぽい