川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

 

 

七月三十一日
青白

 七月が終わり
 夏の真ん中に
 風も、空も、夏の色に

 

七月二十八日
花繋

 胡瓜も苦瓜も
 ひらひらと花を咲かせる
 次につながる命の道

 週末は長野です

 

七月二十七日
糸舞

 風が強くなると
 蜘蛛の巣が増える
 糸の幟がひらひらと

 

七月二十六日
鈴音

 雀の声や猫の声
 日陰の庭から聞こえてくる
 涼んで食べてのんびりと

 

七月二十五日
迷探

 庭木にいた大きい芋虫
 今朝から行方不明
 蛹か、烏か

 

七月二十三日
異思

 コンビニにて
 お釣りを取り忘れそうになる
 絵、描きすぎか?

 

七月二十二日
伸印

 家の前に
 大きな芋虫の糞
 そろそろ蛹かな

 

七月二十一日
撚伸

 個展が近づく
 つくるということに
 加速し、狭まる

 

七月二十日
立退

 今年も屋根に
 蜂の巣が
 ごめんなさい、と一振り

 

七月十九日
巡命

 泡のような
 いろいろな命を
 描こう

 

七月十八日
裏捲

 動物は
 裏表なく警戒してくれるから
 助かる

 

七月十七日
巡均

 暑いと冷たさが
 寒いと暖かさが
 温度というのはごちそうだ

 

七月十六日
水筆

 用水路の水草
 流れに沿って線を描く
 水の線、流れの線

 

七月十五日
像浸

 迷う迷う
 やりたいことをやろうとしても
 ふらりふらりと外が見える

 

七月十四日
適幅

 とんとんとんと
 日々進む
 自分の歩幅で進めてるかな

 

七月十三日
造音

 毎日毎日
 木を切っている
 ご近所迷惑じゃないかなぁ、不安

 

七月十二日
避夏

 今年も家の屋根裏は
 雀の避暑地
 いや、田舎のおじいちゃんのうちか?

 

七月十一日
張緩

 つくっていると楽しくて
 つくり終わるとぐったりする
 夏だから?歳だから?

 

七月十日
冷浸

 冷房を使わないと
 氷水がうまい
 温度はごちそう

 

七月八日
込詰

 どれくらい入れたら
 懐からこぼれるか
 試してみなきゃわからない

 

七月七日
白幟

 七夕さらさら
 うちの笹では
 いかがさらさら

 

七月六日
光育

 暑い
 トマトがいっぱい実るくらい
 暑い

 

七月五日
歩伸

 新しいことをすると
 新しい道ができる
 それを歩くかどうかはまた、別の話

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