五月三十一日
心揺

　個展の準備
　いつもいつも
　ドキドキする

五月三十日
雨簾

　梅雨入りとの事
　しばらくは雨の帳
　さらりとのけられると良いのだけれど

五月二十九日
浮沈

　久々の三条
　舞い上がって変なことしてたのではと
　反省中

五月二十五日
旅装

　出店準備
　ああこうだったと
　思いながら

　週末は三条です

五月二十四日
囀声

　ほんの少し
　ほんの少しだけど
　鳥の声がわかってきた

五月二十二日
心混

　へこみ気味になっても
　心が動けば
　体も動ける

五月二十一日
植織

　友達の展示を見る
　ああ、自分はまだまだだと
　励みになる

五月十五日
踏音

　雨のあとには鳥の声
　春に降る降る
　踊りの音

五月十四日
気切

　無理をしているかも
　そういう時は
　無理をしない

五月十三日
雨勢

　ざざんと降って
　ぴたりとやんで
　緩急雨

五月十二日
筆踊

　もっともっと
　自由な筆に
　この手から溢れるようになりたい

五月十一日
生音

　鳥が姦しい
　恋歌や威圧やおねだりや
　忙しいのは季節のせいか

五月十日
良転

　母の転院が決まる
　いろんな人に助けられて
　ありがたい限り

五月九日
添窓

　世界であれ
　窓であれ
　そんな絵を描こう

五月八日
膨季

　蕾に若葉
　ふわりと膨らんで
　はぜれば季節が漂って

五月七日
柔雨

　春の雨は
　なんだかとろつく
　空気もとろりと音を立てる

五月六日
管掃

　外に出ると
　野菜が足りなくなる
　すらすらと体を掃きたい

五月二日
会開

　東京個展のDM
　なんとか完成
　欲しい方はお知らせくださいね

　GWは東京です

五月一日
群花

　庭に千鳥が飛びみだれ
　若葉の中に濃紫
　チドリ草がひらり、ひらり