五月三十一日
北延

　秋田青森新潟山形
　今年こそは
　北に行けますように

五月三十日
保人

　小さな店に人が入っていると
　ちょっとほっとする
　自分はいかないのに、ずるいね

五月二十七日
風撫

　嵐
　過ぎる
　庭の草木がくるくるくたり

　週末は伊豆です

五月二十六日
希着

　装備の変更
　自分の形に
　さぁどうなりたいのか見てみよう

五月二十五日
空蟻

　二階にアリ
　と思ったらアリグモ
　こんなに似る不思議

五月二十四日
昔消

　このHP
　ソフトの関係で六月以降更新できないかも
　古きを切る世はどうも好きではない

五月二十三日
春虫

　うちの中でとことこと
　散歩する子と挨拶を
　季節が移ってきたのだなぁ

五月二十一日
音蔓

　雨の音
　としとしとしと
　しみしのぶ

五月二十日
心行

　動物行動学の本を読むと
　動物の素敵さが深まる
　生きている、そのうごき

五月十九日
進拡

　歩めば進み
　掴めば広がる
　脚というのはそういうもの

五月十八日
視捕

　この目に望遠があれば
　もっと鳥が見えるだろう
　よい目になりますように

五月十七日
味華

　今日も雨がぽそぽそ
　どうも木が切れない
　そんなわけで絵を描く、晴切雨描

五月十六日
味華

　ちゅるりと口に入れるように
　色を味わう
　苦味甘味、じんわりと

五月十五日
脚先

　止まったら
　見回す
　ほら、そこにある

五月十四日
応色

　色には魔法がある
　組み合わせで感じる力
　その色は何を語るか

五月十二日
誘色

　歩くとはな、はな、はな
　ぱあっと輝く
　虫のおこぼれ、いただきます

五月十一日
充走

　車検代に充てたくて
　事業復活支援金の申し込み
　もらえると、いいなぁ

五月十日
小礎

　まつやも終わりひと段落
　貯まっていた細々を
　組み立てて、つなげよう

五月五日
時飛

　こどもの日
　隣のこどもが
　いつの間にか大人になっていた

　週末あたりは山梨です

五月四日
狐窓

　一つ目の窓
　二つ目の窓は開く
　あと一つ、開きます

五月三日
日音

　街の音が休日だと
　曜日がわからなくなる
　今日はいつ？

五月二日
絵札

　いまだペースがつかめない
　どうつくるか、どう休むか
　バランスって難しい

五月一日
狐窓

　覗き窓三つ
　輪っかをつくって
　筆を入れる