川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

 

一月三十一日
渦中

 今回の個展も
 緊急事態中のよう
 まぁのんびりいきますか

一月三十日
外鍵

 自分でいろいろ考えても
 人からの言葉でできるようになることも
 シール、ネット販売はじめました

一月二十九日
行肥

 間をおいてすることでも
 以前よりうまくなっている
 降り積もる葉は養分となる

一月二十八日
鳥舞

 個展用の絵
 小さいの二つが描きあがる
 さあさあ、無事に開かれますように

一月二十七日
夏思

 蝸牛が起きる
 暖かい
 今年の夏はどうなるやら

一月二十六日
墨尖

 緩めの気持ち
 緩めの動き
 小さな点に墨がいく

一月二十五日
身温

 庭にツチイナゴ
 日を遮ると迷惑そう
 冬はだれしも熱を求めるか

一月二十四日
紺絵

 個展の絵
 下地ができてぼちぼちと
 さあて、出来あがるのか

一月二十三日
春包

 久々の雨
 暖かい
 空の上はもう春か

一月二十二日
巣察

 雀が来る
 今年もうちで
 過ごしてくださいませ

一月二十一日
体声

 久しぶりに筋トレ再開
 こんなに籠っていたんだと
 体が教えてくれる

一月二十日
実消

 耳の穴を掻こうとしたら
 イヤホン
 いつの間にか音だけに

一月十一日
底溜

 明日から名古屋へ
 でも来てくださいと言いづらい
 なんともなぁ

 十三日から愛知です

一月十日
里流

 雀は舞い
 猫は日だまる
 人の怯えは関係なしに

一月九日
先示

 この後は名古屋と福岡
 さてはてどうなることやら
 できうる限り、やりますね

一月八日
進法

 特別な日と通常の日
 左右にもって先を見て
 バランスとって道を行く

一月六日
見知

 蜘蛛の足
 一番後ろが一番短い
 わけじゃない

一月五日
帰流

 今年は
 流れを戻そう
 ぐいぐいと

一月四日
命源

 枯れた安倍川を歩く
 水がないと命が感じられない
 こんな世には生きたくないな

一月三日
枝先

 面白い本を読むと
 その人に教えを受けたかったと思う
 そしたら絵は描いていなかったかな?

一月二日
印舞

 家の前にお飾りが落ちていた
 強い風に飛ばされたか
 年神さまも迷子になるかも

一月一日
縷々

 あけました
 そんなことにかまわずに
 地はまわる

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