川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

 

五月三十一日
頼切

 知らない人に頼まれて
 糸鋸を使う
 久々に人の役に立った

五月二十九日
鳥住

 うちには雀
 近所に磯鵯
 家賃はないのでごゆるりと

五月二十八日
醸間

 家にいるのは好きだけど
 出展せずにはや三月
 発酵してきた気がします

五月二十七日
理知

 庭に落とした種たちが
 するするくるくる顔を出す
 子の声ひびく皐月空

五月二十六日
理知

 つくって初めてわかることがある
 なぜこの形だったのか
 花札の箱でちょいと発見

五月二十五日
軽腰

 重い荷物は背負わずに
 東へ西へくるくると
 そんな風に生きていたい

五月二十四日
雛鳴

 今年も雀の声がする
 雛がげんきにちよちよと
 孫でもいる気分で、嬉しい

五月二十二日
細嘴

 ハシボソガラスのくちばしは
 下から見るとなるほど細い
 ハシブトガラスはどうなのだろう

五月二十一日
草森

 庭の地べたに顔を近づけ
 見渡すそこに心を置くと
 森の木々から日が散るる

五月二十日
事火

 夏のイベントが秋に延期
 秋のイベントが今年は中止
 秋の辺りが今この火の穂先

五月十九日
綿鞘

 くるむ布団をそっと開き
 みどりご達にごあいさつ
 空豆がやってきました

五月十八日
色巻

 まきずしくるくる
 あかみどきいろ
 しろとくろとにくるまれて

五月十七日
地潤

 雨が降ったあとの庭
 小さな芽があちらにこちらに
 地が水を飲み、命につながる

五月十五日
日間

 ふわふわしていたこのしばらく
 これではいかんということで
 リズムをつくることにした

五月十四日
探感

 知らない路地
 知らない世界
 ついつい入ってみたくなる

五月十三日
常札

 また花札に手を付ける
 絵といい数といいおもしろい
 さて、今回はどうなるやら

五月十二日
我手

 得意なことは伸ばしたい
 できない事は手に入れたい
 強欲なことだ

五月十一日
流要

 献血へ
 いろいろな対策をされていて
 頭が下がります

五月十日
隣道

 線の描き方
 絵の描き方
 新しいやり方に一足を

五月八日
音織

 人の動きが少なくて
 自然の音がよく響く
 昔の音を聞く気持ち

五月七日
清粘

 滞り
 固まるか
 再び流れるのか

五月五日
古処

 何年ぶりかのテントを出す
 カビが
 おうちキャンプの道は遠い

五月四日
小波

 世間が静か
 動きが小さいと音も小さい
 なんだか波が柔らかい

五月三日
世色

 芍薬が今年も咲く
 白だけどただ白くない白
 こういう色がつくれるようになりたい

五月二日
先知

 ラジオで気になる一言
 決定を明後日に発表
 今日でいいんじゃないですかね

五月一日
残香

 車の中の虫を
 紙にのせて外へ
 においの置き土産、カメムシでした

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