六月十六日
北回

　新潟・東北方面へ
　毎年の夏の入り口
　いってきます、おじゃまします

　新潟、秋田、青森と巡ります

六月十五日
踏返

　悔しさにぐっと地を踏み
　ぐい、と上へと登る
　そういう成長も、あろう

六月十四日
越建

　あっちへ行って
　こっちへ行って
　人は渡る、巣をつくる

六月十三日
昔回

　ご飯を食べると眠くなる
　お腹の皮が突っ張ると目の皮がたるむそうな
　昔の人は、うまいこと言うなぁ

六月十二日
夏声

　じりじりり
　蝉が鳴く
　ああ、もう夏が来た

六月九日
水命

　水がつくる、いろいろつくる
　空から落ちて地を流れ
　歩いて繋いでまた空へ

六月八日
容成

　意識しないと優しくできない人は優しくない人か
　意識しているかはともかく、人に見えるは優しさ
　だったら人には、優しい人だなぁ

六月七日
双視

　自分の目線と人の目線
　目の場所が違うから、違って当然
　信じて磨くはどちらかな

六月六日
己為

　絵師のようになろうと思う
　芸術とかそういうことではなく
　ただ必要に迫られて描くように

六月一日
雨衣

　あめあめさらさら
　梅雨衣
　雨の縦糸微風の横糸

　週末は駒ケ根です