川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

 

五月三十一日
遊場

 自由でいいよと言ってもらえる
 自由があるのはわかっている
 どうしたら、そこに行けるのか

五月二十九日
妙夢

 寝言でチワワと言って
 野球場が隣にある平屋に引っ越す
 そんな夢を見た

五月二十八日
意伸

 指先に意識を持って、描く
 なんとなく、いつもより細かく描ける気がする
 そのなんとなくが、きっと大切

五月二十七日
繋路

 頭を使うためには
 使い方を知らなきゃならない
 頭が使えるかたちになりたい

五月二十六日
気糸

 気持ちというのは不思議
 自分の中にあるけれど
 人にぽたりと落ちるよう

五月二十五日
回向

 小岩井が落選しました
 それではとくるりと向きを変える
 きっと、どこに進んでも、いい

五月二十四日
目育

 最近やっと人の絵がわかってきた
 すごい人ってすごいんだ
 薄目を開けて見られているかな

五月二十三日
基築

 本もラジオも知らない事ばかり
 まだまだ青い
 蕾のためにまだまだ茎を

五月十七日
時重

 時は経つ
 いろんな時があったけど
 生きているのはいつも今

五月十六日
家包

 実家に椋鳥の巣
 昔の家には鳥や獣の居場所がある
 余白のある、家

五月十五日
栞景

 昔いたところに行くと
 昔を思い出す
 風景は、記憶の栞

五月十一日
流道

 止まらぬ流れはあるけれど
 押し流してはどうだろう
 だから道を求めるのか

 週末は金津です

五月十日
切撮

 アルバレスブラボの展示を見た
 すごく、いい
 ああ、絵を描きたい

五月九日
飛着

 さぼっていた筋トレを再開
 次の日、ぐったり
 続けるって、大事

五月八日
飛離

 雀が並んでちゅくちゅくちゅく
 どうやら巣立ちのようだ
 応援しつつ、でもさみしい気分

五月五日
音無

 数に零があるように
 音にも無音がある
 お休みのご近所は、零の音が満ちる

五月二日
金色

 ゴールデンウィーク
 ゴールデンとかシルバーとか
 資本主義っぽくってなんかやだ

 明日明後日は東京です

五月一日
穴踏

 におい
 小さなこなこな宙を舞う
 たどりついて、こんにちは

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