川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

 

三月二十七日 
 小麗

 燕を見る
 小さく立派な巣の中でちんまりと
 細くこぼれる命の糸

 土曜から伊豆、次の週末は浜松です

三月二十六日 
 紺白

 夜の神社で見上げると桜
 ぴんとした空気に花霞
 紺の夜空に白い月、白い桜

三月二十五日 
 光観

 展示台の試作完成
 絵としていろいろと見せてみたい
 着飾るように、綺麗に見せたい

三月二十四日 
 行道

 やりたいことがたくさん
 やれないこともたくさん
 やれるようになればいい

三月十九日 
 春片

 土筆がぴこりと生えていたり
 雨が冷たくなかったり
 春のかけらがはまっていく

 週末は茨城です

三月十八日 
 糸道

 自分の道を進むということはとても大変だと思う
 いろんなものが必要で、手放すものもある
 それでも進めば進む、人も助けてくれる

三月十一日 
 柔命

 友達の家に赤ちゃん
 手を振ると真似してぶんぶん
 なにあれ、かわいい

 週末は佐賀です

三月十日 
 胸跳

 居合の二段に合格
 大人になってこんなドキドキしないよね、というくらいドキドキした
 刺激って、楽しい

三月六日 
 世人

 さざめく
 人がそうということは自分がそうということ
 頭を使え、目を開け

三月五日 
 花音

 静岡ではぱかりぱかりと花が咲く
 ぱかりぱかり
 春のおんまの足音みたいに

三月四日 
 雨花

 雨が降る
 花粉が降る
 春のしましま

三月三日 
 花時

 ひな祭り
 梅はさらさら流れ、桜はまだ堅く
 今日は桃の節句

三月一日 
 纏雨

 雨降りさらさら
 くるくる落ちて寒さを纏う
 雨音しゃなしゃな春の足音

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