八月三十一日　
　舌踊

　居合の飲み会があった
　ちょっとで美味しいつまみで飲む
　おとな、って感じ

八月二十九日　
　秋布

　最近涼しい
　今年の夏は暑さが厚くなかったか
　するりと秋の衣が滑り込む

八月二十七日　
　留葉

　もう枯れたかと思っていた木が
　小さな葉っぱをしろしろ芽吹かせていた
　あきらめないものだ

八月二十六日　
　波乗

　波乱のない人生などない
　波乱が来たら腐らずに
　どう乗り切るかを考える方が、わくわくする

八月二十二日　
　笑造

　来年の申し込みが始まる
　鬼の笑いが聞こえるか
　鬼でも笑顔になるならいいかも

　日曜は大阪です

八月二十一日　
　味造

　久々に美味いものを食べた
　体がちゃんとしてくるようで
　うれしい

八月二十日　
　暦道

　カレンダー二枚目が描きあがる
　ちょっとわちゃわちゃと騒がしい
　さてはて、どう仕上がるか

八月十九日　
　寝所

　目が覚めると居間の床で寝ていた
　妻に聞くと自分で歩いて行ったそうで
　相変わらず寝ぼけが健在で、面白い

八月十八日　
　跳歩

　親子で駆けている人がいた
　親は足が常に着いているが、子供は滞空しているようで
　子供ってすごいな

八月八日　
　笑広

　末広がりの八八
　笑い声のハハにも見える
　笑ってめでたく過ごしましょう

　週末から車山、その次は山中湖です

八月七日　
　大渦

　家に蟻が大量発生
　巣を見つけて大量殺害
　自分が災害になったようで、もやもや

八月六日　
　分熱

　夜が暑い
　空気が大地のように熱している
　四分の一切り取って、冬と交換したいものだ

八月五日　
　揺否

　自信と欲求
　心の天秤にいろんなものが乗ってくる
　どんなものが乗っても耐えうる、強い天秤でありたい