川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

 

一月三十一日 
 空広

 安倍川を渡る橋
 遠くに連なる山々と空
 世界の広さが、そこにある

一月二十三日 
 行留

 出店がないせいか一月が長く感じる
 一月はいく、というが
 一月は居座る、だ

 明後日から岡崎です

一月二十二日 
 暖脚

 しもやけができた
 靴下とスリッパを買ってもらった
 暖かいって幸せなことだなぁ、と思った

一月二十日 
 光流

 空気の澄んだ晴れた日は
 光が流れるいくつもの帯が見えるようで
 美しいと感じる

一月十九日 
 祝服

 去年は喪中はがきを出し、そこに新しい住所を書いた
 そしたら今年は年賀状が戻ってくるといろんな人に言われた
 喪中はがきの地位が低くて、なんだかかわいそう

一月十七日 
 水萌

 寒くて霜が降りる
 朝ドアを開けると、しっとりとしたアスファルトに苔が萌える
 静岡は暖かい土地だな、と思う

一月十六日 
 旨時

 妻と定食屋に入る
 にぎわっていて美味しかった
 天ぷらやフライは揚げたてに限る

一月十四日 
 必望

 やらなければならないことがいくつかあったのだが
 最終的にはやりたいことや生きることにつながっている
 とすれば、やらなければいけないことはやりたいことと言えるかも

一月十一日 
 昨明

 昨日は今年初めての居合いに行く
 今日はそのおかげか筋肉痛
 昨日したことは今日につながり、明日につながるんだなぁ

一月十日 
 温渦

 暖まった部屋の窓を開けると、冷たい空気が流れ込む
 窓の外と内で空気が渦を巻く
 くるりくるりと二つのらせん

一月九日 
 吉凶

 おみくじを三回引くことになった
 末吉・凶・大吉
 なんとなく、負け越しな気分

一月六日 
 初籤

 今年こそ年賀状のくじを当てたい
 もちろん一等で
 夢です、ええ夢です

一月五日 
 先今

 明けました
 さてはて今年はどんな年になるか
 わからないけど未来はすぐに今になる

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