九月二十九日　
　積技

　常識というものには歴史がある
　積み重ねていくことで確固たる厚みを持つようになる
　自分にとっての常識をつくりあげたい

九月二十八日　
　転歩

　お店に行ったら営業時間が変わっていた
　まぁなんとなくぶらぶらしてみる
　こういう時間を楽しめると、得した気分

九月二十七日　
　温覚

　涼しくなってきた
　夏の暑さを覚えていれば、冬の寒さはどう感じるだろう
　でも、生きているのは今しかない

九月二十六日　
　夢旅

　最近ひたすら夢を見る
　夢を渡り歩くのは楽しい、いろんな世界を遊び歩く
　ちょいと旅の疲れも出ますがね

九月二十五日　
　歩感

　カレンダーにやっと本腰が入る
　ただいま折り返したところ
　まぁ、上手くいきそうな気がしてるから、いっか

九月二十三日　
　泣晴

　思いがけず雨が降る
　今日は浜名湖でイベントをやっている
　片づけまでにやむといいなぁという思いをひとつ追加しておこう

九月二十二日　
　時滝

　また季節が変わる
　きっと一日一日変わっているけれど、特に感じるときがある
　強く強く、流れるのか

九月二十一日　
　自心

　自分が変わってしまったかと思っていたが
　意外と変わっていなかった
　どちらがいいかとか、そういうことでなく

九月十三日　
　住働

　なんとなく午後まで寝てしまう
　もっともっと、のんびりと暮らしたい
　仕事場と住まいを一緒にすることを本気で考えよう

　週末は岩手です

九月十二日　
　時描

　カレンダーを進める
　やっと五枚目
　今年は間に合うのかなぁ

九月十一日　
　変留

　法事にて実家に帰る
　変わっているものと変わっていないもの
　安心するし、きらきらする

九月七日　
　草色

　呼び鈴のボタンの横に小さな小さな花蜘蛛
　よくよく見ると、淡い緑の体に黄色い斑点ひとつ
　絵になる、色

九月六日　
　生界

　ネットで学生のドラマを見る
　自分の世界というのは広がっていき、そこから何かが出て行くのが別れだ
　その思いが感じられる生き方をしていたい

九月五日　
　幻色

　昨日の晩四月を描き上げた
　灰色が桃色に見えるところがある
　つくづく、色というのは面白い

九月四日　
　街移

　街の年齢層が高くなった
　そうか、夏休みが終わったのか
　街にも季節の移ろいがある