川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

十二月二十九日 
 時層

 ラジオが年末の香りを漂わせる
 外から入ってくるものが時の流れを教えてくれる
 同じ時の層に、いろんなものがある

十二月二十八日 
 生身

 鼻、喉がよろしくない感じ
 あまりがんばってはほしくないが、風邪のがんばりに頭が下がる
 風邪も生きてるんだな

十二月二十六日 
 広空

 街中を空を見ながら歩く
 冬の濃い色の空
 どこで見ても、そらはそらだなぁ

十二月二十五日 
 有無

 かぜっぴき
 無くすとある事の有難さというものがわかるというもの
 まだまだ想像力が足りないなぁ

十二月二十三日 
 聖祭

 三連休
 今年はクリスマスにもかぶっているそうな
 まぁなんにせよ、お祭りごとは楽しんだ者勝ちだ

十二月二十二日 
 柚茹

 柚子湯は暖まるそうな
 人の体に熱が通りやすくなるのだろうか
 煮物に柚子も、合いそうだ

十二月十六日 
 芯形

 ちょいとやせていて、きれいに禿げたじいちゃんを見る
 人の頭蓋骨の形を思う
 なんともいろんな部品で生き物はできているものだ

十二月十五日 
 心暖

 やる気が出ないのが寒いせいかと思って暖房をつけてみる
 ちょっとやる気が出る
 体と心のつながりを感じる

十二月十四日 
 蜜色

 ガラスにミツバチがとまる
 日の光が透けて、蜂蜜色の体が脈打つ
 命のリズム、命の色

十二月十三日 
 作暮

 今年の出展がすべて終了
 あとは注文の品をつくりながらつくりこみ
 暮れって人それぞれのかたちで来るのだなぁ

十二月七日 
 年幕

 個展終了
 なんだか今年も終わりだなぁ、と思う
 週末は赤レンガなんですけどね

 金曜から横浜です

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