六月二十九日　
　熱進

　汗かきなので暑いのは嫌いだが
　なぜだか仕事は暑いほうがはかどる
　前世は変温動物か

　週末は青森です

六月二十八日　
　美景

　女性が薄着になってきた
　女性の形づくる曲線は、もうそれだけでどうしようもなく美しい
　いい季節だ

六月二十五日　
　沈染

　昼はきらきら素敵だが、夜のほうが落ち着くときがある
　良いとか悪いとかではなく
　自分はきっとそういう生き物だ

六月二十四日　
　涼造

　打ち水をしていたり、木陰で涼んでいたり
　その場その場で自分なりに暑さをしのぐ
　日本的な気がして、好きだ

六月二十二日　
　留気

　暑い
　ああ、もう夏がくるんだなぁ
　暑いと空気の中を泳げそうに思う、そんな日

六月二十一日　
　衣替

　髪を切る
　頭皮にいろんなことが感じられる
　頭の深呼吸

六月十六日　
　自動

　もっと丁寧に生きたい
　まずは所作から
　自分の体を、自分で動かしたい

　週末は三条です

六月十五日　
　光量

　水のしぶきは白く見える
　水の塊の中にある光の量が変わらないからそう見えるのか
　人の中の光はどうか、磨いて確かめてみるべきだ

六月十四日　
　見広

　いろいろと出会いがある
　出会った後の発見もある
　見れば見るほど世界は面白くなる

六月九日　
　公撲

　警察官が酒気帯び運転をしたニュースが流れた
　ほかの人も捕まっているのにニュースで流れるのは公務員ばかりだ
　なんだか不公平を感じるのは、自分だけか

　個展の搬入に行ってきます、日曜は彦根です

六月八日　
　変気

　日差しに夏の気配が濃くなってきた
　化学反応のように、空気と時が反応する
　今年も暑くなりそうだ

六月七日　
　静時

　なんだかだらだら
　気づくといい時間になっていた
　いつもと違う時間というのは、面白い

六月一日　
　回転

　気持ちが乗らないので掃除をする
　すぐに気持ちが乗らなくなる
　よくつくることに飽きないものだ、と、不思議

　週末は駒ヶ根です