川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

四月二十八 
 三本

 今日は暑い
 冬と春と夏の線を引いて、季節が反復横とび
 せわしないねぇ

 明日から名古屋です

四月二十六日 
 揺思

 川面に映る景色はゆらゆらする
 あちらの世界では、自分もゆらゆらするだろうか
 思考もゆらゆらしたら、面白いことが思いつけそうだ

四月二十四日 
 雨鳥

 ぐごごろご、と雷が鳴る
 ぱさぱさと雨が降り始める中、燕がすい、とぬけていく
 燕と雨はよく似合う

四月二十三日 
 足引

 寒くてなかなか起きられない
 出勤時間が決まっていないのがありがたい
 その分夜遅くなっているので、結局同じなんだけど

四月二十二日 
 音界

 ざらざらと雨が降る
 雨音で普段のボリュームのラジオが聞こえにくい
 なんだか外を意識する、世界がふわりと広がる

四月二十一日 
 南北

 山形では雪が降って桜はつぼみ
 静岡では桜は散って葉っぱが青々
 時間が広い、日本

四月十四日 
 風回

 今日は暖か、風も強い
 寒くなって暖かくなると、ごごうと風が吹く
 あっちにいったりこっちにいったり、春一番も忙しい

 明日から山形に向かいます

四月十三日 
 節息

 とろんと疲れてる
 季節が変わるときには体に何かがたまっている気がする
 季節の入れ替えをしよう、深呼吸

四月十二日 
 命雨

 黄色の花、赤い葉、紫の花
 雨に濡れて、茂る
 さらりと湿って、生きている

四月十日 
 木有

 川面を桜の花びらが流れる
 上流にはきっと立派な桜の木があるのだろう
 その木を思う、そんな花見

四月九日 
 場名

 免許を更新した
 免許センターにあったレストランの名前が田園
 免停、とかだったら面白いのに

四月七日 
 花時

 山に桜がちらほらと目立つ
 緑の山肌に、普段はわからないのにきりりと咲き誇る
 やるべき時に、やるね

四月六日 
 雪花

 伊豆にて雪が降った
 八部咲きの桜をバックに白々と輝く山
 山から雪がこぼれるように、花が咲く

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