川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

一月三十一日 
 覚磨

 つくることが研磨になる
 よりつくる事ができるようになる
 生きることで、つくれていく

一月三十日 
 時香

 香ると思ったら、梅が咲いていた
 花の香
 時が少しずれたような気持ちになる

一月二十九日 
 一色

 田んぼが耕されていた
 茶色の濃淡が広がる
 きれいだ

一月二十八日 
 一粒

 久々の日記
 書いても書かなくても一日は過ぎる
 世界というのは大きいものだ

一月十六日 
 光光

 夕暮れ時、地平線を光が飾る
 夜というのは自分たちが感じる光とは別の光で、光が混じるのかも
 そんなことを、思った

 今度の水曜から西武です

一月十五日 
 寒射

 縦の棒と横の棒でできた柵の、縦の棒がひどく少ないところがあった
 なぜか?
 寒くて飛んでったくらいしか思いつかないなぁ

一月十四日 
 時水

 川の水がずいぶんと少ない
 山の上は寒いのか
 暖かくなると、とうとうと流れるのだろう

一月十三日 
 雪花

 風花が舞う
 ひらりひらりと、花びらのよう
 天の雲には、雪の花が咲き誇っているのだろうなぁ

一月十日 
 今今

 日常が日常としてあるのは素敵だ
 一日が特別でなく特別であること
 今っていい

一月九日 
 不知

 物事を美しいと感じるものさし
 いくつもそれがある
 それをみんな持っていなくって、よかった

一月八日 
 空無

 口を左右に、きゅっと笑う
 口の中も、きゅっとなる
 充たされた感じ

一月七日 
 昇見

 どうにも目の前のことばかり見てしまう
 もう一歩、上に
 遠く、広く、見たい

一月六日 
 年柄

 富士山が虎縞
 寅年だからというより暖かいせいか
 寒さがゆるいのかなぁ、と心配

一月五日 
 

 家を出て、花に水をあげている妻にいってきますを言い、車で出発
 大通りの流れに乗ろうと狙っていたら、妻が走ってきて窓をたたいた
 曰く、家の鍵が閉まってる、すみませんでした

一月四日 
 日日

 あけました
 それでも東から普通に太陽は出ていた
 今日も一日

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