川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

五月二十九日 
 転風

 風が吹く
 風が吹くとくもが風に乗って舞っていく
 引越しの季節

五月二十八日 
 欲求

 引越しを手伝った、といってもほとんど働かなかった
 欲求不満だけど、腕は筋肉痛
 心と体がぴったりというのは、難しい

五月二十七日 
 時跡

 車が鳥の糞まみれ
 空にはくるくると、燕
 ま、いいか

五月二十六日 
 回転

 外で作業中
 燕の雛の声がぴちぴちとする
 季節が移ろう、命がまわる

五月二十四日 
 季積

 鼻がこぴこぴする
 汗ばむ季節になってきた
 今夜、風呂でこぴこぴをきれいにするのが、楽しみ

五月二十三日 
 緩道

 自分はぼんやり生きていきたいのだと気づく
 なんとなくできることをして、ぼちぼちと
 そのための努力は苦じゃないのが、面白い

五月二十一日 
 円空

 夏の色、淡い空
 燕がくるり、くるりと空を切る
 まあるい淡い空が、ひらりひらりと舞いそうな、そんなとろりとした、空気

五月二十日 
 時呼

 大井川鉄道に乗る
 時間が少し、戻るような、空気
 そこにあるのは、今で、昔

五月十八日 
 幸形

 知り合いが結婚した
 集まったみんなが笑顔で杯をあける
 幸せに形があるとしたら、これもそのひとつなのだろう

五月十六日 
 個々

 今から起こりえることはすべてが特別だし
 起こったことは当たり前のことだ
 普通というのは特別で、特別というのは普通のこと

五月十四日 
 満福

 ちょいと遠くの友達とご飯
 いろいろと思うところもありながら、お好み焼きを焼く
 おいしい、と思うことで、少しだけほっとするものだ

五月十三日 
 空色

 とろりとした空気
 夏が来る
 たゆたうように、夏が来る

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