川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

五月二十二日 
 心流

 時間の流れが遅い
 ゆるりゆるりと地球の動きのように流れる
 時は心、心は時

 明後日から九日、横須賀のダイエーに行ってます

五月二十一日 
 適温

 空気が心地よい温度
 自分が空気に溶けるみたいで、心地よい
 自分も世界の一部だなぁ

五月十六日 
 道標

 河っぱた
 コンクリートの土手に、しょろりと細く水の流れているところがあった
 さわさわと草が生えていた、命の道

 敦賀に行ってきます

五月十五日 
 気断

 蚊に刺される
 蚊は、おいしそうに血をすっているところを、殺生
 上手くいったときほど、油断めさるな

五月十四日 
 遊泳

 空気が水っぽい
 だんだんと夏の空気になる
 空気の中を、夏が泳ぐ

五月十三日 
 水色

 河でも海でも湖でも
 水の深いところでは、水が水の色に染まっている
 きれいだ

五月十二日 
 双暖

 ごうごうと風が吹いている
 木の枝ですずめが二匹、ころりと丸くなっていた
 あの空間は、暖かそうだ

五月十一日 
 移動

 引越しの車をよく見る
 いろいろなものが移動していく、人も、空気も
 暖かくなったから?

五月十日 
 穏貯

 雨音さらさら
 やさしく降る春の雨
 何かの力をためているのかも

五月九日 
 気配

 お茶問屋の近くを通ると、むせるような茶の香り
 時のものも、土地のものも、そのあるべき場所で気配を散らす
 そうして世界はできているのだろう

五月七日 
 帰郷

 駅に降り立つ
 若い、緑のにおいがした
 ただいま

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