川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

一月三十日 
 体調

 献血した次の日、だるい
 体の中が、過疎化気味
 食べなきゃ

一月二十九日 
 性格

 あ行は元気な感じ、か行はまじめな感じ、さ行はクールな感じ
 そんな行のイメージ

一月二十八日 
 切欠

 ちょいと一段楽したことがあったせいか、飲みすぎる
 ひさびさのずぐっとした朝
 こういう時は、自分を見直せ、ってことなんだろうな

一月二十四日 
 白光

 朝、東に向かって走る
 目の前には久々の晴れた空
 朝の光が、空を淡い色に、織り上げていた

一月二十三日 
 存在

 つ、と寒さがたまっている
 体温のある自分はこの部屋の異物
 それでも、ここにいいる

一月二十一日 
 大寒

 大寒
 だいかん
 音が好き

一月二十日 
 好事

 ガラス戸の中で、犬が日向ぼっこしていた
 目を細めて、気持ちよさそうに
 爺くさくて、いい

一月十九日 
 向上

 まだ、絵が上達しているのを感じた
 ありがたい

一月十八日 
 体心

 かぜっぴき
 体がのらないと気持ちものらない
 そういう時もある、ぼちぼちいこうと思う

一月十六日 
 流映

 表の川沿いに歩いていて、すれ違う人の多くが川を眺めている
 何かひきつけるものがあるのだろう
 さてはて、過去か、未来か

一月十五日 
 前進

 人が道を選ぶときにできることがあるだろうか
 大きな流れがあって、動く歩道に乗るように、それにすとんと乗るだけだ
 大丈夫、進める

一月十四日 
 強求

 自分の考えは自分の世界にだけ通じるもので
 ほかの人の世界にそれを突き入れるのは、刃を突き下ろすのと同じことだろう
 強くありたい、強くなりすぎたくない

一月十三日 
 欲求

 久々に映画を見る
 むくむくと作りたい欲求が沸いてくる
 さてはて、どう料理するか

一月十一日 
 補充

 なんだか今日はラジオの音楽がしみてくる
 昨日は献血をした
 何かが足りなくなると、何かを求めるものなのか

一月十日 
 足元

 アトリエからひょいと出ると、前の川から鷺が飛び立った
 その足、黒かったが、足先だけ黄色
 黒いタイツのよう、冬だから

一月九日 
 幸飲

 樽酒を飲む
 樽の香りで、やわらかい
 旨いものって、幸せ

一月八日 
 世線

 ひゅるひゅるととびが空に円を描いていた
 あそこに空気の流れがある
 世界はゆるりと円を描いているようだ

一月七日 
 冬雨

 としとしと雨
 何にというわけではないが、なんとなく包まれている感じがする
 世界とか、自然とか、季節とか

一月五日 
 遊舞

 たちたちと二羽の小鳥がアスファルトの上で遊んでいた
 ほわりと体が膨らんだり、ひら、と尾羽を広げたり
 年明けから、いいものを見た

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