川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

七月三十一日 
 願祈

 今歯の神経を抜いてきました
 ちゃんと歯磨きします、ごめんなさい
 だから痛いの何とかしてください、とほほ

七月二十五日 
 仕組

 朝から近所の子供がお母さんとけんか
 うぁ〜、っと大声を出したかと思うと、妙に論理的に反論したり
 子供って、面白い

 明日から横浜にいってきます

七月二十四日 
 夏休

 ヘリコプターがずいぶんと飛んでいるようだ
 先週末から夏休み
 ヘリコプターの子供たちが里帰りしているのだろうか

七月二十二日 
 排除

 家の前の川で草取り大会があった
 終わってみればさっきまであった草がはじめからなかったかのよう
 あの草を住処にしたり、食べ物にしていた子達はどうなったのだろう、とちょっと寂しい

七月二十一日 
 部分

 細かいところを描いているときにいったい目はどこを見ているのだろう
 自分では意識しなくっても、目と脳が的確に何かを捉えているはずだ
 その目の動きを、それだけ取り出して見てみたい

七月二十日 
 石榴

 近所にザクロのなっているのを見かける
 ごとりとした石のようなその実が好きだ
 ぱかりと割れたその実の中身を想像する、先の時を思う

七月十九日 
 思叶

 思うことと叶えることは違うけど
 思うことは叶えることにつながる
 ふと、そう思った

七月十八日 
 大事

 歯医者へ
 歯を抜いた後は虫歯の治療、二度目のサイクル
 なんとも工事現場のようだなぁ、と思う

七月十二日 
 異時

 ととと、と降り出した雨とともに空が暗くなる
 昼なのに暗いという非日常
 子供のようにわくわくするのが、うれしい

 今夜から長野に行きます

七月十一日 
 捕食

 昨日の夜は大雨だった
 雨の後は、命が濃いように感じる
 虫を捕まえる燕が、ぴうっと弧を描いていた

七月十日 
 求欲

 もっともっとほしい
 いろんな力がほしい、いろんなものをつくりだしたい
 なんとも強欲

七月九日 
 空港

 ラジオで、左の小指からは幸せが逃げるから、そこにピンキーリングをするといいといっていた
 なんだか自分の小指が滑走路に思えた
 持ち出し検査は、しっかりしてもらいたいものである

七月八日 
 会話

 雀が集まって話していた
 ちょいと耳を傾けてみたい気もする
 空から見る景色とか、教えてほしいものだ

七月七日 
 逢愛

 雨
 織姫と牽牛も傘を持っていれば、二人仲良く入れるのに
 牛は濡れるけどね

七月六日 
 実感

 汗が滴る
 水の大きなサイクルの、自分もその一部になったような気分になる
 生きてるなぁ

七月五日 
 糸芸

 納豆が一豆落ちたので拾う
 みょい、と糸が伸びた
 この糸に万国旗でもついていたら面白いのに、と思った

七月四日 
 昔事

 黒くもが近づいてきて、さわさわと雨を降らせ始めた
 その音はなんだかとても落ち着く
 いつかの記憶か、いつの記憶か

七月三日 
 応援

 燕が川面を飛んでいた
 ちょっとよろよろしている、巣立ったばかりだろうか
 がんばれ、と、近所のおばちゃんの気持ちになった

七月二日 
 提案

 昼日中の駐車場にて、エンジンをかけっぱなしで昼寝の真っ最中のサラリーマン風の人がいた
 その車内にあった本、部下のやる気を出させる方法
 まず御自分から出してみてはいかがでしょう?

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