川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

十月二十八日 
 愛知へ

 明日から愛知に一週間近く行ってくる
 何とか準備が間に合ったような間に合わないような…
 ま、なんとかなるでしょ
 では、いってきます

十月二十七日 
 転天

 どうしても今日欲しいものがあったので、東京に行く
 東京は、雨
 仕入れが終わり、静岡に帰る
 静岡は、晴れ
 日本は広い

十月二十六日 
 眼味

 先日携帯を変えた
 ボーダフォンを使っているのだが、…デザインがイマイチなものがほとんどだったりする
 結局知り合いが使っているものと同じデザイン違う色のものにする
 豆腐色
 なんだかとっても美味しそう

十月二十五日 
 輪輪

 少々作りためようと思ってごりごりと作る
 気付くと朝の四時や五時になっている
 そんなわけで十二時辺りまで寝る
 最近は、そんなサイクル

十月二十四日 
 昨今

 昨日白かった富士の頭が、今日は山肌と同じ色
 寒くなったり、暖かくなったり、あんな高いところでもあるんだろう
 富士山も大変だ
 風邪をひかないよう、気をつけて

十月二十三日 
 蒼白

 白い青の空が広がる下の方に、黒い青がゆったりと盛り上がっていた
 その一番上には、ぽそり、と白がある
 富士が雪をかぶっていた、ゆっくりと、ゆっくりと、冬が降りてくる

十月二十二日 
 穏海

 曇り空の下
 硬く横たわる海
 穏やかに、穏やかに広がる、鉛色の海
 だんだんと、冬の海

十月二十一日 
 価値

 物が売れる、ぼちぼち売れる
 自分がつくったものを買ってもらえるというのは、ものすごく正当な評価だと思う
 お金という社会での共通認識のある価値観を対価としてもらえる
 それは恐ろしく正当な評価だ
 売れるということは、作るものにとって、とても大事なことなのだと思う

十月二十日 
 我道

 自分の周りには魅力的な人がたくさんいると思う
 結婚している人もいるし、恋人のいる人もいるし、独りの人もいる
 それぞれの立場で生きている、そこでよしとしている人は、やっぱりかっこいい
 自分の道を持つということは、やはり魅力なのだと思う

十月十九日 
 運転

 名古屋に納品にいく
 名古屋まで二百キロほどの距離がある
 それを近いと感じるようになってきた、運転旅行が板についてきた

十月十八日 
 輝空

 窓から入る光があった
 外に出て西を眺める
 ざくりと薙いだような雲が、ぽそりと綿のような雲が、黄金と薄茜の色に輝いて
 松の木立と鉄塔が、黒く黒く、影絵のように抜けていた
 空が輝いていた、そんな夕刻

十月十七日 
 秋雨

 雨が降っている
 秋雨前線が空にすかりと引き渡されて
 なんだかその一本の線から、空がぱかりと割れて
 ぱらぱらと降ってくるような、そんなイメージ

十月十六日 
 樹木

 自分の仕事のしかたについて考える
 もっとシステマティックに、もっと集中して、そのための方法を考える
 いつか作ることだけで飯を食いたいと思う
 そのために必要な、幹

十月十五日 
 

 なんとなく点字ブロック(名前あってるのか?)の上に立つ
 まっすぐ続くその先を眺めてみる
 そのまっすぐさに、ああ、これは道なんだな、と
 そんなことを、ひしりと感じた

十月十四日 
 嗅覚

 深夜の国道を走る
 目に入ってくるのは、深夜営業の看板と、赤や緑の信号と、工事のサイン
 しかし、それ以上の存在感を持って
 キンモクセイが、香る

十月十三日 
 補正

 おんおんおん、とバイクで走り回る
 いろいろと用事を済ませる、そのうちの一つがバイクに関すること
 …オイルのキャップがない、ので注文に
 なんでこんなんなくなるんだ?
 なにしろかにしろ、いつもよく働いてくれる、ねぎらわねば

十月十二日 
 空影

 山の陰に日が落ちてすぐ
 空の雲にはまだその光が当たっていて
 空に向かってゆったりとした角度で
 どこまでも、どこまでも
 その雲の陰が続いていくのが、見えた

十月十一日 
 後の祭り

 グループ展終了
 展示とかイベントとかのお祭りの後は、なんだか少し淋しくなる
 しかし、また次がまっている、いくぞいくぞ
 いいものを作ろう

十月十日 
 広空

 山中湖も静岡も、雨が降っていた
 しのりしのりと降る雨は、休日に優しい
 空は繋がっているのだな、と、ふと思った

十月八日 
 合宿

 ちょいと山中湖へ
 エエラボでの合宿打ち上げ
 そういう時間をもてるというのは、なんだかうれしい

十月七日 
 夜走

 夜を走ると、闇が帯のように体の上をすべる
 その闇が体を洗い、昼間に積もった喧騒を連れて行く
 しん、と静寂が包む
 夜走るのは、けっこう好きだ

十月六日 
 場所

 グループ展が始まる
 展示会というのはほんとに独特の空気がある
 時間の流れが独特な、特別な空間
 ゆったりと流れるそこは、とても、心地がよい

十月五日 
 いっぱい

 伊豆にいったり、グループ展の準備だったり
 なんだか結構いっぱいいっぱい
 ま明日からとりあえずグループ展、もいっちょ、いくか

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