川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

四月三十日
 違う形

 日本平のクラフト展に行く
 出展ではなく、お客としていく
 楽しい
 第二回目のこのイベント、第一回目も出展していない
 毎年見に来るだけのイベント、そんなのがあっても、良いと思う

四月二十九日 
 優しい音

 スノードールで丸山くんのライブを聞く
 ギターの音はとても優しい、流れる声は映像を映し出す
 風の音と、車の音と、ギターの音と、流れる声
 帰りのバイクは、ゆっくりとした速度になった

四月二十八日 
 時光

 夕方にお店に入り出る
 びっくりするぐらいに、お店に入ったときと出たときの明るさが違う
 何だか凄く時の流れがそこにはあって
 それがとても、きれいだと思った

四月二十七日 
 弁当

 このところ毎日お弁当を作る
 昨日は味噌いため、今日はハンバーグ、明日はムニエル
 それを考えて買い物するのも楽しい
 食べるのが楽しいと一日三回幸せになる
 作るのが楽しいと一日三回幸せになる
 ほら、幸せ二倍(当社比)
 でも、朝は食べないし、お弁当は前日の夜に作るので、やっぱり幸せは三回かも

四月二十六日 
 言の葉

 言葉を吐く
 ゆらりと、さらさらと、ざくりと、言葉を吐く
 この口から言葉が流れ出る、人を幸せにする言葉も、人を傷つける言葉も
 誰かを傷つけたとしても、言葉を止めるつもりはない
 それが自分の言葉だから、言葉が人を傷つけ、自分を傷つけても
 この口から音が飛び立つ、その翼は黒くもあり、白くもある

四月二十五日 
 香り

 外を歩くと、ジャスミンの香り
 この香りはとても好き、ジャスミン茶もとても好き
 ほんのそんな香りで笑顔になれる
 安価で、上質な幸せ

四月二十四日 
 ゆらゆら

 たらりたらりたらりと過ごす
 一日家にいる
 ご飯をつくり食べ、ごろごろしながら本を読む
 今は造っている、ゆったりと
 こんな日もいいなぁ、のんびりとするのは素敵だ

四月二十三日 
 遠足

 鍾乳洞、うな丼、うなぎパイ工場、砂丘、カレー
 エエラボのメンバーで出かける
 いろんな所に行き、いろんなことをする
 たのしい、大人の遠足

四月二十二日 
 作りたいもの

 いろいろ作りたい
 お面、カレンダー、年賀状、アクセサリもいろいろと
 作りたいものはたくさんあって、それを作り出すために手を動かす
 どんな形になるのか、楽しみ

四月二十一日 
 袋の中身

 自分は欲望の袋だと思う
 すべての行動は欲望から生まれてくる、それが他の人にいい事に写ろうとも、悪いことに写ろうとも
 目指すものがある
 それはあきらめられない
 この欲望は、止められない、そして、止めない

四月二十日 
 地の意

 九州でまた地震があった
 いろんなところで地震がある、ゆれるはずのない大地が揺れる
 なぜ地震がこうもおこっているのか
 そのせいで大変な目にあっている人もたくさんいることだろう
 それでも地震はおきる、なぜだか考えるべきかも知れない

四月十九日 
 広く広く

 山形ではつぼみだった桜も、静岡ではもう若葉が茂っている
 日本海の色は、太平洋よりもずっと濃い色だった
 日本は広い
 世界地図の小さな中なんかには納まりきらないくらい

四月十八日 
 帰郷

 金曜の朝に出発して、月曜の夜中に帰ってきた
 何だか凄く密度の濃い四日間、凄く、長い時間だったように思う
 距離が遠かったからか、心積もりを変えたからか、いろんな人とであったからか
 でも、今は、とにかく休みたいと思う、ゆっくりと

四月十四日 
 出発

 山形へ、いってきます

四月十三日 
 うつろい

 今朝まで降っていた雨が夕方にはやんでいた
 ゆっくりと、ゆっくりと、晴れ間が、青空が、のぞく
 ぴょろりと二羽の鳶が舞う
 ゆっくりと、季節が移る

四月十二日 
 蕎麦茶

 そば茶を飲む
 お湯をこぽこぽと注ぐだけで、香ばしい香りが漂う
 口に含むと、独特の香りが口の中を満たし、めぐる
 一粒つまんでかりりとかじってみる、強く、強く、香ばしい
 香りの幸せ
 うまい

四月十一日 
 

 変らないものと、変るものがある
 変りたいものと、変えたくないものがある
 今の自分のカタチと、目指すカタチ
 踏みにじり、蹴飛ばし、それでも進む
 生きていく

四月十日 
 桜色

 花見に行く
 すぐ頭の上には桜の枝、桜色に飾り付けた鼠色の枝
 ざ、と風が渡ると、ざ、と桜が舞う
 枝を飾っていた桜が曇り空を飾る、そしてコンクリートの歩道に敷き詰められていく
 いろんな鼠色を桜が飾る、どこでも桜は、きれい

四月九日 
 次へ

 富士のカフェにばんへ行く
 シャッターに絵を描いたり、作品展をやらせてもらったりといろいろとお世話になったお店である
 食べ物も美味しく、雰囲気もよい
 明日、閉店となる
 いいお店だった、ありがとう、楽しかったです

四月八日 
 若葉

 見上げると、木が若葉を湛えていた
 淡い、淡い緑の色、並木が並び、若葉の島も並ぶ
 目に優しく、目に美しい

四月七日 
 桜雲

 桜がざくざくと咲いている
 そこかしこに咲く桜は、まるで雲のようにぽかりと浮いている
 今日は雨が降った
 桜の雲に呼ばれて、雨雲もやってきたかのように

四月六日 
 飛燕

 ぴぅ、と目の前を燕がよぎる
 すいっと曲がった翼が空気をすぱりと切り開いていく
 もう、そんな季節だ

四月五日 
 天嶽

 目の前にはどしりとした、くろい、くろい、大きな山
 その上には良く似た形の、しろい、しろい、大きな雲
 まるで双子の山のように
 大きく、大きく、高く、高く、連なる

四月四日 
 不思議

 三月三日はひな祭り
 五月五日はこどもの日
 四月四日は何の日ですか?
 ちょっと知らないので、ちょっと気になる

四月三日 
 開花

 伊豆には花が咲いていた
 さくらはまだ蕾でも、人と人との間には笑顔があった
 笑顔の花、何だかありがちな言葉だけれど、人の顔にぱっと咲く笑顔は、やっぱり花のようだった

四月一日 
 それでは

 いってきます

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