川流れ時々日記

流れ流され書いていきます

三月二十八日 春めく
 まつり

 作品を置いてもらっているスノードールさんにて、春の感謝祭があった
 良かったら作品を出してみませんか、といわれていたので金曜日に持って行っていた
 見に行ってみると、なんだかちっちゃなお祭りのようで、すごくいい雰囲気
 たくさん人がいて、いつもは通路のところにちっちゃなお店が出ていて、みんな楽しそうで
 すごくいい雰囲気だった、ほんと
 昔はこんなお祭りがいろんなところであった気がする

三月二十六日 春雷
 天気予報

 今日も雨が降っていた、夕方にさめざめと
 ところが七時を過ぎて職場を出る頃にはやんでいた
 バイクで走っていると、ぴかり、と空が光った、春雷だ
 春一番、春嵐、春雷、春の付くきびしい天気はたくさんある、それを乗り越えていくと紀行は安定し、暖かな春になる
 納品をして再び外に出ると、異国の舟のような月が空にぺたりと浮かんでいた
 ずっと空を覆っていた雲が晴れていた
 勝手に思った、自分的天気予報で、明日は春、その後も、春
 春が来るぞ、きっと、ね

三月二十五日 ゆるりさめ
 心のもちかた

 自分の心を強く持ちたいと常々思っている
 何にも負けないようになりたい、くじけないようになりたい、まっすぐでいたい
 でも、そうなてしまったとしたら今の好きな自分の部分はそこにあるのだろうか
 なんだか、そんなところが消えてしまいそうな気がする、はじめっからそんなトコロが無かったかのように
 成長はしたい、強くもなりたい、でも、なくしたくない心もいっぱいある
 これからも心を持って歩いていく、こねこねこねこねと形を変えながら
 自分が望むカタチにできるだろうか?目に見えない造型、むつかしく、面白い
 作っていこう、後悔しないように
 まずは少しだけ、強くなってみようか?

三月二十四日 春潤
 はるのつぶ

 昼過ぎに雨が降った、少し肌寒くなった
 それでも空気を見つめると、春の色に染まっているのがわかる
 手で空気をかくとゆっとりと粘度が高い
 まだまだ肌寒い日が続くだろう、でも、春は日に日に満ちている
 そんな空気の中にいると、心にも春が来るだろうな、ほんのりと、暖かくなる

三月二十三日 水気満ちる
 はと

 今日はとだまりを見た
 えさに群がる鳩、よく見る光景だ
 あれが五十匹に満たないからいいものの、前に行った宮城の神社ではひどい目にあった
 鳩がたくさんいたのである、何百羽、いや、それ以上か
 そしてそこにはえさを売っており、平日ということもあって境内には一人きり
 えさを買って、さあやってみるかと口をあけたところでずわあああああああああああっと鳩が向かってきた
 固まりますよ、そりゃぁ
 そして、見事に鳩のなる木のパフォーマンスをすることになりました
 えさを離した後はこちらに見向きもしない鳩、肩にはふん
 なんだか、とても情けない気持ちになった思い出だったわけですな
 ちなみに、同じようにカンガルーに襲われたこともある、これも、こわかった、とても

三月二十一日 三寒の三
 から

 心の殻ってどんな形か考えてみた
 思い浮かんだのはカタツムリの殻、ぐるぐると自分の中心に逃げ込める殻
 世界に潤いが現れればひょっこりと顔も出せ、乾いているときは入り口に膜を作る
 心地よく、そして恐ろしい
 入り過ぎないように、小さく小さくならないように
 そんな殻を考えた

三月二十日 三寒の二
 作成中

 最近アクセをごんごんつくっている
 静岡祭りがもうすぐだし、その後には福井に行く、夏には横浜だ
 アイデアも浮かんできたりしてなかなかいい感じ
 こんな風に勢いに乗っているときには、たーっと駆けていこう
 モノを作るには気持ちが大事、今の気持ちは、好きだなぁ

三月十九日 三寒の一
 空の獣

 BBSのあだちさんの書き込みに、春はライオンのようにやってくる、という言葉があった
 じゃぁ、ほかの季節はなんだろう
 夏はゆったりと来るイメージだ、鯨のように
 秋はそっと降ってくるような感じ、渡りの水鳥のように
 冬は群れですばやくやってくる、狼のよう
 そんなふうに季節はめぐる、自分の中ではそんなイメージだ
 人それぞれのイメージがあるだろう、それを考えてみるのも、面白い

三月十八日 春嵐
 やまい

 パソコンの調子が悪い
 いきなり言うことを聞かなくなってしまう
 今のうちにバックアップを取っておかなくてはなぁ、と思いつつ作業が進まない
 何か悪いことしたかな?もっとコミュニケーションをとることにしよう、パソコンの精様、よろしくね

三月十七日 灰青白雲
 

 夜に少し雨が降った
 雨がやんでから外に出ると、不思議な感じがした
 音が無い、そんな感じ
 雨が空気中の栓を抜いて、そこに音が流れて吸い込まれていったようだ
 きゅるるきゅる、しゅぽん
 のこったのは暗い闇と輝く水滴
 そんな夜だった

三月十六日 ぱかりぱかり
 足元に

 蒲公英を見た
 お昼に外に出て歩きながらふと足元を見る、色気のないアスファルトの中の彩度に乏しい街路樹の根元、渋めの緑の葉と茎の上に、ぱかり、と黄色がまぶしく飛び込んできた
 す、っとその色が入ってくる
 あぁ、めぐる季節って素敵だなぁ、と今日も思えた
 春がもう一歩

三月十五日 うるおうる
 水気

 最近空気に水が満ちている
 立っているだけで周りの空気が水を含みながら流れているのを感じる
 いたずらっぽい笑いを浮かべながら、少しぬくとくなった水気たちがゆるうりゆるりと世界をなでていく
 水気は遠く空の上にあった光や熱をその身にまとい、ゆったりと世界を包み込んでいく
 もっともっと多くの水気が集まれば雨の季節になるだろう
 今は暖かさを運んでくれる水気、手を広げ、くるりと一緒に踊ってみよう
 今日も空気が濃い、水の空気

三月十四日 春の着物
 あたたかく

 バイクを運転することもあって出かけるときはずっとマフラーをしていた
 ここ数日はそのマフラーをはずしている
 そんなことで季節を実感したりするのだ
 普段の何気ないちょっとしたことで大きな自然を感じたりする
 自分は自然の中で生きており、もしかしたらその一部だったりする
 なんとも、まぁ、ゆったりした気持ちになるなぁ

三月十一日 ぬくたー
 空の流れ

 毎度のことでなんですが空の話
 今日ぶらぶら歩いていると開けた場所に出た
 くもがぐおぐおと流れているのが見えた
 立ち止まって空を見る、夕方、空気はとても濃い
 空だけを見ていると、まるで自分が大きな平原にでもいるような錯覚を覚える
 かぜがごう、と鳴り、くもがごう、と流れる
 この空を見上げている人が世界にどれくらいいるだろう、氷の世界にも、砂の世界にも、水の世界にも、人の世界にも
 空は広く、みんなを繋ぐ
 優しい気持ちが空に満ちて、みんなにつながればいいのにな

三月十日 くらくらさくら
 初桜

 SANGOさんに行ってきた
 去年は桜が見られなかったので今年は見に行こうと決めていたのだ
 曇り空に桜色の雲も浮いていた

 春だなぁ
 ぼんやり見上げているとゆうりさんが出てきてこんにちは、今日はちびっ子三人が教室で来ているとか
 ちびっ子がいるなぁ、と思いつつ見て回る、可愛いぬいぐるみがあったりシンプルで愛でたいガラス雛があったり
 やっぱりSANGOさんはいい、嬉しい気持ちで外に出ると、花の香りがした
 もう一度桜を見上げる
 一年ぶりの春、ひさしぶり、今年もよろしく

三月九日 ちらほらさくら
 ねこいた

 帰ってきたら玄関の前で猫が寝ていた
 昨日も寝ていた、昨日は二匹だった
 引き戸をがらがら〜っとやってもそのままだ
 とうとう念願の動物に逃げられない自然な人になれたのか?!
 森に入ると鳥や栗鼠がよって来るようになるのか?!
 そういえば昨日から寒い、
…きっと寒いだけだろうな、はぁ

三月八日 春二度寝
 食す

 最近良く美味しいものを食べる
 先日パナリ(清水駅前銀座にあるお店)に行った時、粗放栽培のお茶というのを飲んだ
 これが、うまい、なんというか、草の味のするお茶、といったところか
 青臭いというと美味しくなさそうだが、青い味のするお茶なのだ、力強さを感じる味
 町田さんという人が作っているそうで、桜ヶ丘の朝市にいらっしゃるとか、機会を見て行ってみよう
 お茶請けにでたドライマンゴーも美味しかった
 甘すぎず、とてもいい風味、うまい
 週末には富士吉原商店街に新しくできたお店、にばんに行ってきた
 本格エスプレッソを飲んだ、うまい、砂糖を多めに入れるとコーヒーの味が引き立つと教えられいれてみると、これがなんともうまい
 手作りのレアチーズケーキ(豆腐みたいなレアチーズケーキ、という商品名)も、しっかりした味わいでとてもおいしかった
 ビスコッティやスコーンも、手作りでお土産にした
 家の近くにあれば毎週行きたくなるお店だ、また行こう
 美味しいものを食べると自然に笑顔が広がる、幸せだから
 食べることは体に栄養を与えるが、美味しいものを食べることは心にも栄養を与える
 食べるのが好きだ
 食べ物をくれる人はみんないい人だと思う、幸せをくれる
 ありがとう

三月七日 満つ月
 入り込む

 夜、空を見上げると、ぽかりとまあるい月が浮いていた
 まわりには小さな小さな星がある、月のゆんわりとした光と星のきらりが地上を照らす
 月に照らされた夜空も一緒に照らしてくる
 すぅ、っと大きく息を吸い込む
 夜空が体に満ちてくる、その後月の光が満ちてきた
 今、体の中にまあるい月がある
 今夜は夜空に浮きながら眠るとしようか

三月五日 春掛け
 今の流れ

 今、自分の時の流れがすごくのんびりしている
 ゆうるりゆうるりと流れていてとてもあせらない、もっとあせってもいいことがあるはずなのに、ゆうるりゆうるりと時が過ぎていく
 あせらない、あわてない
 これでいいのか?いいのだろう、きっと
 しばらくこのまま流れてみよう、そんな時もあってもいいじゃない

三月三日 雛憂鬱
 雛膳

 仕事中、お雛様の話題になった
 ある人がお雛様には毎日ご飯をあげるんだよ、と言ったのだ
 そんな話は聞いたことも見たこともない、もちろんうちは男兄弟だからお雛様を飾ったことはないが、近所のいとこの家でそんな光景を見たことはなかった
 何人かに聞いてみると七人中五人はご飯をあげる、との事
 そうなのか?ほんとに?ちなみにこの五人は静岡の人である、残りの二人は清水の人
 地域性なのかどうか気になるところ
 あなたはどうですか?お雛様と一緒に食卓を囲みますか?

三月二日 光みちる
 しくみ

 おりこうなわんこを見た、ダルメシアン
 引き綱を留めようとすると、くん、と首を上げてみせたり、自転車に合わせてとことこ歩いたり
 そのしっぽはちぎれるぐらいに振られるのでもなく、しょぼんとうなだれるでもなく、落ち着いた感じにはたはたと振られていた
 くん、と首を上げれば、とことこと歩調を合わせれば、そこで笑顔に会える、ゆったりとした幸せ、しあわせのしくみ
 世の中はいろんなしくみに満ちている、お金がからむしくみもあれば笑顔がからむしくみもある
 世界のしくみ全部が、今日のわんこみたいなしくみだったら、きっと楽しい世界だろうなぁ
 でも、冒険があったりしてもいいかも、時々愕きのある、しあわせのしくみがいいなぁ

三月一日 深海
 やさしいきもち

 ちょっと落ち込むこともある
 そんなときにいろいろ考えると、どんどん後ろ向きになったりする
 ふと、人の喜ぶことをしたくなった、そうしたら笑顔が広がった
 なんだか人を幸せにしたいと思う気持ちが自分をも幸せにしてくれた
 人の力はすごい、人の笑顔が他の人を幸せにする、その笑顔を見ても、その笑顔を想像してさえも
 右の唇の端を上げ、左の唇の端を上げる、目線を少しあげる、ついでに胸も張ろう
 ほら、幸せの出来上がり

 

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