パティシエなにゃんこ

ぱじゃまソフト 製作


いろいろ忙しかった事もあり、4ヶ月間も"Hello,World"をプレイし続けて(しかもまだコンプは遠そうだった)
いい加減飽きてきた俺の目にふと、「パティシエなにゃんこ」がとまりました。

巡回先の某エロゲ系サイトで絶賛してたし、地雷じゃなさそうだ。気分転換にやってみるか」

てな感じでパティシエなにゃんこレビューです。

<ストーリー、キャラクターなど>

家を離れ、一人で学園生活を送っていた主人公。

「腰をやっちまった。ひよこ館を頼む」という父親からの電話で、実家のケーキ屋「ひよこ館」の店長代理
兼パティシエ(ケーキ職人)を務めることに。
2年ぶりのひよこ館で彼が出会うのは・・・

成長した幼馴染。
先輩女性ケーキ職人(パティシエール)
ライバル店のオーナーの娘。
そして謎の猫魔法使い。


・・・なんか一人変なのが混じってますね。
これがこのゲームの「にゃんこ」たる所以なのですよ、ええ。


にゃんこ、って言ったらきっとヒロインの誰か、もしくは全員が猫耳か?なんて邪推してしまいますが

なんと主人公が猫です(夜の間のみ)

前述の猫魔法使いに勘違いで魔法をかけられ、そんな因果な体になってしまった主人公。
クリスマスまでの1ヶ月、一体なにが彼を待つのか・・・



と、いきなり凄い設定でぶっ飛ばしてくれますが、それ以外はいたって普通の萌えゲーです。

お前それストーカー寸前だよってくらいの幼馴染とか(毎朝起こしに来るのは当然、毎日主人公の店にバイトに来て
「地球が終わる日まで翔ちゃん(主人公)のお店でバイトする」なんて爆弾発言も)

毎日ちょっかいを出しに来るライバル店のオーナーの娘とか。
ケーキ作り以外はからっきしのパティシエールとか。
見た目はロリロリの女の子だが中身は猫なので人間としての常識を知らない猫魔法使い娘とか。




あ、でもギャグはかなり冴えてます。
どこぞのフォントいじり系テキストサイトみたいなこと(例えばこんな感じ)を日常会話でSEに合わせて
やってくれるのはかなり笑えます。
ヒロインたちの掛け合いも面白いですね。


それと攻略ヒロインではないのですが、主人公の実妹が声優さんの熱演もあいまって
最高にいい味出してます。(メーカーOHPの人気投票で1位)

どのシナリオでも、なんだかんだ言って兄想いな素晴らしい妹ですよ。

はっきり言って、何でこの人(茉理)のシナリオはバッドエンド扱いなのか分かりません。


中身としてはこんなものですか。上質の萌えゲーでした。
声優さんも俺は詳しくないので良く分かりませんが、有名な方々が出演しているようです
聞いた感じでは皆それなりに上手でした。

人外キャラ大好きな俺は当然のごとく猫魔法使いのミオ萌えで。

<システムとか>

至って普通のシステム(既読スキップが少し遅いか)なのですが、特徴としてはセーブ、ロード、終了の
たびに声が入る(「セーブするの?」「ロード・・・しました」「もう終わり?」など)ことですか。

これがヒロインの声だけならいいんですが、唯一の声あり男性キャラにしてライバル店のオーナー
修一郎氏の声もなぜか入っています。

ロード時「あの夜を思い出すのかい?」(甘ったるい男の声で)
普通にキモいです。

しかもこれ、スタッフが確率をいじっているのではという疑念が湧いてくるくらい頻繁に聞けます。
ていうかロードのときにヒロインの声聞いたことが俺の記憶では殆どありませんでした。

それとタイトル画面がどうやら起動した時間にあわせて変化するらしく、俺は朝、夕方、夜中と3パターン
見ることが出来ました。

幸いにしてというかなんと言うか真昼バージョンは見ることが無いままコンプしましたが。
これは夜にばかりやっていたりすると気付かないんではないでしょうかね。

<総括>

長すぎる"Hello,World"から離れてちょっと気分転換でも、とプレイしましたが、気分転換どころか十分楽しませて
もらいました。
このゲームには修羅場も、鬱も(基本的には)ありません。
そういった展開になっても最期は綺麗にしめてくれます。

萌えて、そしてハッピーエンドで幸せな気分に浸りたい方はぜひどうぞ。