工藤むつき(TOSSオフサイド)
言葉を強調して指導することで、スタッカートの言葉と意味を子供たちなりに理解し、歌に表現することができた。
準備するもの:
スタッカートのつけた音符を画用紙に書いたもの(4分音符4つ)
指示1.曲の最初に[スタッカートのつけた音符を画用紙に書いたもの]
このような音符があります。音符の下にある点をスタッカートといいます。
意味は、「その音を短くきる」です。
児童:「きる?」と頭をひねっていた子もいたが・・・
「な・か・よ・し」先生こんな感じ?とやってみる子
「おなかをつかえばいいんだ」「はずませるんだ」と何人かが答えてくれた。
指示2.そうだね。おなかを使ってはずむ(はねる感じ)ように歌います。
みんなで歌ってみましょう。
「な・か・よ・し・」だよ。 さん、はい。
児童:「な・か・よ・し」
・列ごとに歌わせたり、男女に分けて歌わせたりする。
・「おなかを使って歌える人、立って歌おう」などやってみたい人に声をかける。
☆この時の一年生はがんばりやさんが多く誰かが「できる」と立つと、
ほとんどの子が立って歌ってくれた。
発問1.上手に歌えたね。他にはずんで(はねる感じ)歌うところはどこかな?
子供達はすぐに発見した。
児童:「つかれた」です。
「ねぼすけ」です。
指示3.すごいなあ。ヒントなしで見つけられたね。
さっきと同じように、この2つもはずむように歌ってみましょう。
「つ・か・れ・た・」 さん、はい。
児童:「つ・か・れ・た・」
指示4.とっても上手です。この調子で3番目も歌ってみましょう。
「ね・ぼ・す・け・」 さん、はい。
児童:「ね・ぼ・す・け」
指示5.今度は続けて(2小節)歌ってみますよ。
「な・か・よ・し・ こねこの」こんな感じです。(歌って聞かせる。)
ばむのは、「なかよし」だけですよ。さん、はい。
児童:「な・か・よ・し・ こねこの」
指示の中ではずむのは?の問いに「なかよし」とつぶやいていた子が何人かいた。
指示6. 2.3番を2小節歌ってみましょう。
「つ・か・れ・た・こねこの」さん、はい。
(3番の歌詞も同様に行う。)
「ね・ぼ・す・け・こねこの」さん、はい。
児童:「つ・か・れ・た・こねこの」
「ね・ぼ・す・け・こねこの」
指示6.みんなとっても上手に歌えたね。最初から最後まで通して歌いましょう。
児童:スタッカートのところに気をつけながら元気に歌っていた。
「先生、これもスタッカートですか?」と指した音符は、符点音符だったので、説明をしてから授業を終えた。