ハーバルエッセンス


 「ウーン!」「オー!」「イェー!」「ワォー!!」「イエス!イエス!!イエス!!!」「誰?夢の中の相手、誰?」

まるで洋モノのアダルトみたいなセリフが聞こえてくるのが、ハーバルエッセンス(シャンプー)のコマーシャル。

 なぜこんなコマーシャルにしたんだろう?

 そう思った読者の方も多いのではないでしょうか?なんかちょっとHなカンジがするコマーシャルですものね。

 今までのシャンプーのコマーシャルというのは物性を訴求するものが多かった。例えば、ジンクピリチオンが配合されていますという
タイプのものです。ところがハーバルエッセンスは、使用価値=快感シャンプー体験というベネフィットから訴求しています。つまり、シャ
ンプーをする快感というものを提案しているのですね。

 さらにシャンプーをする快感をクドクド説明するのではなく、快感という点に着目して、メタファーで性的快感に置き換えています。これ
は前者だと劇的にパーセプションを変えることが難しいと判断したからでしょう。

 さらに。このコマーシャルは性的快感を映像ではなく、音声から喚起しています。男性の胸についたアイスクリームを女性がペロっと
なめるような表現は結構ありますが、聴覚から性的快感を想起させるタイプはあまりないと思います。

 音としての性的刺激が快感を想起させ、それがシャンプーをする快感と結びつくように作られている。こうすることによって、快感を現
実的なものとして認識する。ですから誰もがすぐパーセプションを変えられてしまうのです。

 一見、ちょっとHなこのコマーシャル。実は巧妙にパーセプションを変化させる、しても優れたコマーシャルなのです。


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